「PASONAの法則」って何?
売上があがるセールスライティングの手法らしいけど、
どんな内容なの?具体的なノウハウが知りたいな。
マーケティングの仕事をしていると、
AIDMAの法則とかAISASの法則とか、
いろんな法則を目にしますよね。
そんな中で、特に「売上があがる!」といわれるのが「PASONAの法則」なんです。
PASONAの法則は、日本が誇るマーケティングの
第一人者「神田昌典」さんが考案したことでも有名です。
神田昌典さんは、僕も新人時代から10年以上お世話になっています。
(と言っても、書籍を買って、実践して、ということですが)
それくらい神田さんが日本のマーケティングに与えた影響は大きいです。
今回は、神田さんのノウハウの中でも、
特にWEBマーケティングやセールスライティングで
効果抜群の「PASONAの法則」について解説します。
本ブログ記事では
・PASONAの法則の基礎
・PASONAの法則の具体的ノウハウ
について、お伝えしますし、最後には神田さんの
ノウハウがより理解できる書籍も紹介しますね。
目次
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PASONAの法則の基礎
それでは、PASONAの法則の基礎についてまずは確認です。
PASONAの法則は神田昌典さん考案
神田さんがマーケティングの仕事をする中で、
「売れる商品は、すべて共通点があった」と言います。
その共通点こそが「PASONAの法則」なのです。
PASONAの法則にしたがって、
セールスライティングの下書きを始めれば、
売れるメッセージづくりの準備がスピーディに整います。
なぜなら、
・買い手が購買決定する際にするべき要素が
・もれなく、ダブりなく
・順番に
導き出されるからです。
そのエッセンスが
]①他人の「痛み」(Problem)を
②自分の「価値」(Offer)によって
③「解消」(Solution)する
ということ
です。
これが、セールスライティングの幹となるのです。
PASONAの法則のセールスライティングの流れ
このようなエッセンスを幹として、
「人を動かす」ための構成をまとめると
PASONAの法則の順番になるのです。
P:Problem(問題)
A:Affinity(親近)
S:Solution(解決)
O:Offer(提案)
N:Narrow(絞込)
A:Action(行動)
神田さんが2020年に出版した
「売れるコピーライティング単語帖」の前書きにある
PASONAの法則のビフォーアフターがこちらです。
ビフォー
稀代のマーケティング・コピーライターが、結果を求めるすべてのビジネスパーソンに贈る、厳選、売れる言葉2000。
これがビフォーですが、僕がつくるとこんな感じになりそうですし、
「これ、いいじゃん!」となりそうです。
ただ、神田さんに言わせると、「すごいでしょ?私」と自己視点が強く
買い手の「痛み」を十分に考えられていないということです。
反省です。
そこで、神田さんがPASONAの法則を駆使すると・・・
アフター
人生100年時代を豊かに生き抜くバイブル ー 2000語×実証された構成パターンで、売るのが苦手な人でも、売れる達人に。
となります。たしかに、同じ内容なのに全然違いますよね。
これが、PASONAの法則を使って
・自己視点から顧客視点に切りかえ
・買い手の「痛み」を考え抜いて
・買い手に寄り添った解決策の提案
ができているということです。
こんなセールスライティングができれば、
売上倍増し、どんなサービスでも売ることのできる
ノウハウと自信が得られて、人生が明るくなりますね。
そのためには、具体的にどんなノウハウがあるのか?
PASONAの法則を掘り下げていきたいと思います。
PASONAの法則をセールスライティングで使う具体的ノウハウ
ここでは、PASONAの法則の具体的なノウハウをしるために、
解説と、先ほどのコピーの事例についてお伝えします。
P:Problem(問題)
稼ぐ文章の達人の必携ツール「PASONAの法則」は、
「問題」を考えることから始まります。
特に、問題は、社会的な問題ではなく、
顧客自身の、個人的な大問題、つまり「痛み」を
言葉にする必要があります。
ですから
・読み手は、どんな場面で、怒鳴りたくなるほどの怒りを感じるか?
・どんなことに、夜も眠れないほど悩み、不安を感じているのか?
・その「怒り、悩み、不安」を読み手が感じる場面を「五感」を使って描写すると?
ということから、考えていく必要があります。
結果を具体的な数字で上げなければならない、強烈なプレッシャー
A:Affinity(親近)
読み手の痛みを理解して、解決できる「問題」が明確になり始めたら、
次に、「解決」策に急ぐ前に、やるべきことがあります。
それが、相手に親近感を持ってもらうことです。
なぜなら、読み手は、提案内容を、論理的、理性的に検討する前に、
直観的、生理的に、あなたの話を聞くかどうかを判断するためです。
大切なのは、「ロジック」よりも「好き嫌い」なのです。
親近感を持ってもらうには、
「絶体絶命の大危機から大成功する一発逆転ストーリー」
を語ることになります。
顧客と同じ問題を抱え、克服したという体験があるからこそ、
買い手との距離感がぐっと近づくのです。
今までに販売にかかわったことすらない人
S:Solution(解決)
「解決」のステップでは、商品ではなく、
その背景にある解決へのアプローチ方法、
つまり「画期的な技術や仕組みを紹介」します。
そのために、次の二つの質問に答えることが重要です。
カギとなる質問①
・この商品を20秒以内で説明しただけで「なんとか売ってくれないか?」と頼み込んでくるお客さんは、どんなお客さんか?
頼み込んでくるお客さんは、「痛み」をもっている誰かです。
だから、この問いの答えを探ることで、あなたの「強味」が発揮できる
理想的な顧客対象が見いだせることになります。
次に、その買い手にぴったりな商品の「強み」を見出す質問です。
カギとなる質問②
・なぜ、この商品は、その悩みを簡単に、短期間で解決できるのか?
・それを聞いたとたん、お客さんはどんな疑いを持つか?
・その猜疑心を吹き飛ばす、具体的、圧倒的な証拠は?
これらの質問によって、買い手の「痛み」を解決する
自分の商品の「強み」を掘り当てると、いままでとは、
まったく異なる市場を見つけられます。
しかも、その新しい市場においても、今までの研究や技術が、
そのまま転用できるようになること多いです。
本書をぺらぺらとめくりながら10分で書いた投稿で、
目を疑うほどの売上数字をあげた秘密は、厳選された
2000語×実証された構成パターン
O:Offer(提案)
ようやく、ここで、商品サービスの提案です。
マーケティングでのセールスライティングの最大の仕事は
「商品価値を最大限に高めて、売ること」です。
そのために、やるべき表現技術を紹介します。
商品価値を高める技術
①異なるカテゴリーの商品と比較する
②2つの価格帯を用意する
③たくさんの特典を用意する
④自信の裏付けとなる保証を付ける
⑤商品ネーミングを直感的にわかるようにする
このように、オファーには、いろんなテクニックがあります。
その中で、とにかく大切なことは、
「良いオファーはわかりやすい言葉によって作られる」
ということです。
しっかり提案を磨き上げていきましょう。
ベテランコピーライターが自らの仕事を、
弟子に引き継ぐために編纂した、世の中に広く使われる
コピーの蓄積(スワイプ)ファイル
N:Narrow(絞込)
セールスライティングでは、
絞り込めば、絞り込むほど、
読み手の反応は激増します。
絞り込みは、単に、メッセージへの反応率を上げるだけでなく、
顧客と長期にわたるやり取りを続け、価値の最大化に、最重要と言えるまでになりました。
そのためには、
・顧客の声を活用し、類は友を呼ぶ効果を得る
・期間限定と数量限定を使う
ということで、顧客を絞り込むのです。
売るのに苦手意識がある人に売れる喜びを。
A:Action(行動)
最後に、購買やクリックなど、行動を促す表現をしましょう。
そのためのポイントは
1.ユーザーに手間をかけさせない言葉を選ぶ
2.ユーザーにあれこれ考えさせない
3.FAQは、親しみやすい文章で書く
4.最後に・・・、追申、を使う
ということです。
これらの言葉を使い、ここまでのメッセージを上手に締めくくり、
買い手を望ましい結果へと導いていきましょう。
それは、まさに、買い手にとって、
新しい世界を作ることと同等なのです。
これで売れなければ、一生、売れません。
人生100年時代を豊かに生き抜くバイブルを、あなたに。
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【まとめ】PASONAの法則
いかがでたでしょうか?
PASONAの法則について理解が深まりましたか?
ここでは、大切なポイントだけをお伝えしましたが、
これだけで、すぐに応用するのは、なかなか難しいです。
より実践的なノウハウを知り、
あなたのセールスライティングの能力を
飛躍的に向上させることができれば、
何をしても、あなたは成功することになります。
今回のノウハウについては、
「売れるコピーライティング単語帖」から
抜粋しているので、PASONAの法則について興味を持ち、
より具体的に知り対比という人は、ぜひ購入してみてください。
すぐに使えるノウハウが満載なので、読むだけで、
あなたのセールスライティングで活かせるスキルが格段に上がります。
ぜひ、PASONAの法則を普段のマーケティング活動に活かして、
「人を動かす」文章を書けるようになりましょう。