ビットコインの最初の取引はピザ2枚から始まったって本当?
そうです。
ビットコインは2010年5月22日に「ピザ2枚」と1万ビットコインの取引が成立しました。
現物の「モノ」と交換できたことで、ビットコインがリアルな価値を持ったのです。
2021年1月には、ビットコインが上昇を見せ、1ビットコインが300万円を超えていますが、10年前には1万ビットコインでピザ2枚の価値だったのです。
今回は、そんなビットコインの成り立ちについてお伝えしたいと思います。
目次
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ピザ2枚=1万ビットコイン
ビットコイン・ピザ・デイ
ビットコインが最初に通貨として価値を持ったのは、2010年5月22日です。
フロリダ在住のプログラマーが「ビットコインでピザを買いたい」とビットコイン開発者のフォーラムに投稿したところ、それに応じたピザ屋が「ピザ2枚=1万ビットコイン」で取引が成立しました。
それまでただのデータだったビットコインが、はじめて現物の「モノ」と交換でき、リアルに価値を持ったのです。
いまでは、5月22日が「ビットコイン・ピザ・デイ」と呼ばれて、ビットコイン関係者のお祭りとなっています。
尚、ピザ屋が手にした1万ビットコインとは、今のレート(1ビットコイン=300万)で換算すると300億円です。とんでもないことです。
ビットコインの価値とは
このように、ビットコインがピザと交換できたということは、通貨とも交換できるということです。
たとえば「ピザ2枚=20ドル」とすると、上記の時点では「ピザ2枚=1万ビットコイン=20ドル」ということになります。
仮想通貨に限らず、いったん「値段」がつけば、それは経済活動に組み込まれます。
このように、現実世界で価値を持ったものは、現実のものと交換できるようになります。
ビットコインがをマイニングによって掘り起こしても、最初は、石ころと同じで何の価値もありませんでした。
ビットコインも「モノ」と交換できるようになったことで、はじめて現金と同じ価値を持つようになったのです。
ビットコインの取引や決済手段としての価値
ビットコイン取引所ではいつでも交換可能な場をつくる
ビットコインをいつでも交換可能な「場」を提供するのがビットコイン取引所です。
世界のあちこちに取引所ができ、自国の通貨といつでも交換できるようになれば、それだけビットコインの流通量も増えていきます。
流動性が高まれば、通過としての価値も上がります。つまり実際に使えるから信用され、さらに価値が上がるのです。
世界各国のビットコイン取引所がそれぞれの国の法律に従って事業を展開し、そこで交換できるようになれば、ビットコイン自体の価値もどんどん上がります。
取引される量が増えれば増えるほど、いろんなところで使えるようになるので、ドルや円と同じような価値を持つようになるのです。
ビットコインを決済手段で使うビジネスも普及
ビットコインを円やドルと交換するのは「両替」ですが、別にお金と交換しなくても、直接モノと交換することもできます。
お店が認めていれば、何か商品を買って、ビットコインで支払うこともできるので、支払い手段、決済手段としてのビットコインがこれから世の中にどんどん浸透していくはずです。
最近のビットコインの高騰の要因の一つには、アメリカの決済サービス大手のPayPalが、2021年からビットコインを決済手段とするサービスを開始するということがあります。
PayPalは3億人以上のユーザーがおり、そのサービスでビットコインが使われるというのは非常に大きいニュースです。
このサービスを普及させるためには、PayPal自体がビットコインを多く保有する必要もあるので、そういった需要からもビットコインの値段が急騰しているのです。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
ビットコインは10年前にはじめて価値を持ってから、ここまで紆余曲折ありながらも、進化して大きな価値を持つようになりました。
そして、2021年現在では、機関投資家や多くの企業がビットコインへの投資を始めています。
まだまだビットコインの価値は上がっていきそうです。
あなたも、ビットコインに詳しくなり、ビットコインへの投資を検討してみてはいかがでしょうか?