株式投資の配当金ってどんな仕組みなの?
ぶっちゃけどのくらい儲かるの?
株式投資に興味があっても、実際にどのくらい儲かるのか?ということがあまりわかりませんよね。
配当金って聞いても、何か配当されるっぽいけど、実際どんなもんなんだろう??ということが株式投資の初心者にはあると思います。
ということで、今回のブログ記事では、株式投資の初心者向けに
・株式投資の配当金の仕組み
・株式投資の配当金はどのくらいもらえるのか
・株式投資の配当金をもらううえでの注意ポイント
について、解説します。
ちなみに、配当金がどのくらいもらえるのか?という配当利回りという指標がありますが、これは高くても5%です。
つまり100万円投資したら5万円が配当されるということなのです。この金額を見てどう思いましたか?高いですか?安いですか?
最後まで見てもらえれば、これが高いか安いかということを判断できるようになりますよ。
目次
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株式投資の配当金の仕組みは?
まずは、株式投資の配当金の仕組みについて学びましょう。
株式投資の3つのメリット
株式投資を行なうメリットは大きく3つです。
・株価の値上がり益
・株主優待
・配当金
購入した会社の株価が上昇して、買ったときより高く売ることができればその差額が儲けになります。これが値上がり益です。
一般的な株式投資とは、値上がり益になるでしょうが、初心者にとって安く買って高く売ることはそう簡単ではありません。
そのため、初心者は、将来にわたって成長していくであろう銘柄に投資するという長期的な視点が重要です。
それが、今回のテーマである配当金となります。さらに、株主優待を実施している銘柄であれば、優待品をもらうこともできるのです。
株式投資の配当金の仕組み
配当とは、会社の利益を株主に分配するものです。
金額は「1株あたりいくら」という風に株主総会で決まります。
会社の利益の状況で配当金の有無や増減が決まり、年1回の決算または中間決算も入れて年2回支払う会社があります。
配当金が支払われる時期は企業によって異なりますが、決算から2~3か月後に受け取ることができるのが一般的です。
株式投資の配当金を受け取るには?
配当額が決まると、株主には、お知らせが来て、指定の方法で配当金を受け取ることができます。
証券会社に申し込んでおけば、あなたの銀行口座に配当を振り込んでもらうこともできます。
また、最近はオンライン証券が普及しているので、証券口座に振り込まれるようにすることもできます。
郵送の場合も、配当を受け取るための証書が届くので、印鑑と身分証明書をもって郵便局や銀行に行けば配当金を受け取ることができます。
株式投資の配当金はどのくらいもらえるの?
それでは、株式投資をして、実際にどのくらいの金額の配当金がもらえるのか?確認していきましょう。
株式投資の配当金を決めるのは配当利回り
どのくらい配当をもらえるのか?は企業によってまちまちです。
その水準を確かめるのが「配当利回り」になります。
配当利回りとは、株価に対して、配当金がどのくらいあるのか?を示しています。
配当利回り(%)=1株あたり配当金 ÷ 株価
株式投資の配当利回りランキング(2021年3月)
配当金の基礎を見てきたところで、具体的な銘柄をチェックしていきましょう。
こちらは、2021年3月の配当利回りが高い順のランキングです。
会社名 | 株価 | 単元数 | 1株あたり配当 | 配当利回り |
エイベックス | 1483 | 100株 | 121.00 | 8.16% |
ベリテ | 400 | 100株 | 31.12 | 7.78% |
芝浦機械 | 2822 | 100株 | 199.30 | 7.06% |
JT | 1925 | 100株 | 130.00 | 6.75% |
菱洋エレクトロ | 2703 | 100株 | 180.00 | 6.66% |
ソフトバンク | 1441 | 100株 | 86.00 | 5.97% |
タカラレーベン不動産投資法人 | 107000 | 1株 | 6,200.00 | 5.79% |
藤商事 | 863 | 100株 | 50.00 | 5.79% |
コナカ | 348 | 100株 | 20.00 | 5.75% |
エイベックスに100万円投資したとしたら、1年で8.16万円の配当をもらえるということです。
今の銀行預金などでは、100万円を預けても年間の利息は0.01%とかで100円になります。
それであれば、投資をして配当をもらったほうが良いという判断になりますよね。
株式投資の配当金をもらうための投資額
ちなみに、投資金額は株価×単元株数になります。
株は銘柄ごとに100株、1000株などの売買単位が個別に決まっています。
たとえば、上記のエイベックスに投資をしようと思ったら、
株価1483円×単元数100株=148300円
が、最低の投資金額となるわけです。
株価が安いからといって、その値段で買えるわけではなく、株価に対して、必要な売買単位をかけることで投資金額がわかるのです。
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株式投資の配当金の仕組みで注意するポイント
配当金をもらうにあたって、注意すべきポイントがあります。それは、いつの時点で株主であるのか?ということです。
これを「権利確定日」といいますが、この権利確定日までに株主でないと、配当金を受けることはできません。
権利確定日までに株主として登録されるためには、権利確定日の2営業日前までに株を買って持っておく必要があります。
なぜなら、注文が成立しても、それは契約が成立しただけで、実際に株主名簿が書き換えられるまでに時間がかかるからです。
尚、この2営業日前の日を権利付き最終日と言います。権利確定日が土日祝に重なった場合は、実質的な確定日が前日に繰り上がるので、注意が必要です。
【まとめ】株式投資の配当金の仕組み
ということで、今回のブログ記事では、株式投資の配当金の仕組みについて見てきました。
改めて、まとめてみたいと思います。
・配当とは、会社の利益を株主に分配するもの
・金額は「1株あたりいくら」と株主総会で決まる
・配当利回り(%)=1株あたり配当金 ÷ 株価
・投資金額は株価×単元株数が最低ラインである
・権利確定日までに株主でないと、配当金を受けることはできない
株式投資には絶対はありませんが、安定した会社の株式をもっておけば、銀行などに預けるよりずっと利益を獲得することができます。
儲ける金額は少ないですが、手堅いので投資の初心者はまずはこういった投資スタイルから始めるのが良いでしょう。