債券とは何のこと?株式とは何が違うの?
ということで、投資初心者向けに、債券についてわかりやすく解説していきます。
僕はファイナンシャルプランナー2級、簿記2級を保持しており、株式投資、積立NISA、iDeCoなど幅広く投資しています。
今回のブログ内容としては
・債券とは何か?
・債券のリターンはどのくらい?
・債券の種類は?
などについて解説していきます。
株式投資との違いもお伝えできると思いますので、最後まで読んでみてください。
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債券とは何か?
それでは、まずは債券についての概要を見ていきたいと思います。
債券とはお金を貸すときに発行される借用書
債券とは「発行している企業や国にお金を貸すこと」です。
この貸借関係における借用書(お金を貸したという証明書)が債券にあたるのです。
債券には満期があり、満期となる償還日には、額面金額が投資家に払い戻されます。
さらに、債券を持っている人は満期までの決められた利払い日に、利息の支払いを受けられます。
ですから、債券に投資をすると、最終的には「額面金額+利息」を受け取ることとなります。
債券を買うとは?=お金を貸すこと。発行主から利息をもらいながら、満期日に返済してもらえます。
債券のリターンはどのくらい?
債券の利回りは10年国債で0.1%程度となっています。
つまり100万円債権を購入したら年1000円の利息ということです。
債券を発行した国や企業は、借りたお金を満期日に返さなければなりません。
もし返せない場合には、債務不履行として法的責任を負うことになります。
ですから、投資家からすると、確実に利益が回収できるので、株式よりも安全性が高いです。
ただ、その代わり、株式に比べると利益も低くなってしまうのです。
債券と株式の違いとは?
債券と株式は、お金を集めるという点では、同じようにも思えますが、違いは大きく2つあります。
・利率が決められている
・満期日が決められている
債券では購入時に利率が決められており、定期的に利率に応じた利子が支払われます。
また、債券には満期日があり、満期日が来ると額面金額分の償還金が支払われます。
債券の種類とは?どんな種類があるの?
債券の概要をみてきたところで、債券の種類について確認しましょう。
債券の種類
債券には発行主により、種類があります。
まずは発行主による分類として、
・国が発行する「国債」
・自治体が発行する「地方債」
・そして企業によって発行される「社債」
などに分けられます。
また、債券の利息支払いがあるか?ないか?により「利付債」と「割引債」に分けられます。
割引債は利息支払いが無い分、額面(将来の償還金)よりも安い値段で買うことができます。
日本国債
日本で発行される債券の9割はこの日本国債になります。
日本国債とは、国(主に政府)が発行する債券であり、地方債や社債にくらべて信用力が高いです。
なぜなら、国は企業よりも破綻する確率が低く、債務不履行になりにくいからです。
たとえば「日本」と「パナソニック」であれば、日本の方がが破綻するリスクは低いですよね?
そういう点から、国債の信用力が相対的に高いということになります。
日本の国債の利回りは約0.05%~0.09%となっており、国際的に見てもかなり低い利回りとなっています。
外国債
外国債とは、債券の内の発行主体・発行市場・取引通貨のいずれかが外国であるものを指します。
その中でも一般的にはドルなどの外貨建て債券に対して外国債という言葉は使われます。
しかし、外国債は日本円に換金する際に為替(通貨の交換レート)の影響を強く受けるので注意が必要です。
利回りが低い日本国債に対し、外国債の中には利回りが高いものも多くあります。
例えば、トルコは約16%、ブラジルは約10%の利回りとなります。
一件、外国債の方がリターンが大きいので投資したくなりますが、その分リスクもあるので、気を付けましょう。
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【まとめ】債券とは?
いかがでしょうか?
債券についての理解は深まりましたか?
あらためて債券のポイントをまとめてみます。
・債券とは「発行している企業や国にお金を貸すこと」
・発行体により国債や地方債、社債などがある
・株式との違いは利率と満期日が決められておりリターンは低い
ということで、株式投資との違いは見えてきましたか?
債券だけの投資だと、なかなか資産は増えていかないので、僕は株式投資中心です。
このあたりのポートフォリオについては、個人の価値観になりますので、あなたにあった投資スタイルを確立していきましょう。
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