データサイエンティスト検定のリテラシーレベルを受験します。
公式テキストが出ているけど、内容はどんな感じなの?
ということで、データサイエンティスト検定のリテラシーレベルを受験する僕が、この公式テキストについてレビューします。
今後の情報社会でニーズが高まっているデータサイエンティスト。
そのスキルを高めていくために創設されたのがデータサイエンティスト検定です。
僕は、まったく異業種で働くサラリーマンですが、IoTやビッグデータなどを活用してビジネスに活用するために、データサイエンティストを目指しています。
その最初のステップとして、データサイエンティスト検定を受けるために勉強しています。
データサイエンティスト検定は、2021年にはじまった新しい検定なので、対策などがまだまだできません。
少ない情報の中で、2021年9月に発売されたのが、公式テキストである「最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック」です。
僕も読んでみましたが、一言でいうとデータサイエンティストの教科書という感じです。
幅広い分野のポイントが網羅されており、初心者にもなじみやすいと思います。
一方で、深い話については自分で調べないといけないので、そのあたりは難点でもあります。
ということで、今回のブログでは、こちらの公式テキストのレビューについてお伝えします。
目次
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データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)とは?
まずは、そもそもデータサイエンティスト検定って何なの?ということを確認しておきましょう。
データサイエンティスト検定の概要
データサイエンティスト検定は、データサイエンティスト協会が認定する2021年にできた新しい検定です。
公式HPでは下記のように記載されています。
『データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル』(略称:DS検定™ ★)とは、アシスタント・データサイエンティスト(見習いレベル:★)と数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアムが公開している数理・データサイエンス・AI(リテラシーレベル)におけるモデルカリキュラムを総合し、実務能力と知識を有することを証明する試験です。
データサイエンスの領域を学ぶにはもってこいの検定だと思って申し込みました。
その他概要はこちらの通りです。
対象 | ・データサイエンティスト初学者 ・これからデータサイエンティストを目指すビジネスパーソン ・データサイエンティストに興味を持つ大学生や専門学校生など |
受験資格 | なし |
受験申込金額 | 一般10,000円 学生5,000円 |
受験概要 | 選択式問題 全国の試験会場で開催(CBT) 問題数80問程度 試験時間90分 |
データサイエンティスト検定の公式テキストの概要
今回ご紹介しているのはリテラシーレベルという見習いレベルを受験するための公式テキストについてです。
「最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック」は約260ページにわたり、大きく5つの項目に分かれます。
①DS検定とは
②データサイエンス力
③データエンジニアリング力
④ビジネス力
⑤モデルカリキュラム
このような内容で①では総論が書かれており、②~④で具体的な知識スキルを学べます。
モデルカリキュラム内には、模試形式で想定問題が出ていますので、ぜひ取り組んでおきましょう。
【公式テキスト】データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式レファレンスブックのレビュー
それでは、「最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック」の具体的なレビューについて、大きな項目ごとにお伝えしていきます。
公式テキストのレビュー①データサイエンス力
データサイエンス力は、基礎数学などの統計学で成り立っています。
本書の中でも260ページ中102ページと一番ボリュームが割かれています。
内容自体は、高校数学レベルなので、高校で理系だった人には懐かしいと思います。
一方で文系の人は、微分、積分、行列などが出てきて、よくわからない・・・となる可能性も高いと思います。
とはいえ、本書では、ポイントだけ書かれているので、そこまで難しくないですし、実務でもそんなに使うのか?は謎です。
とはいえ模試をやっていて、わからなくて戻っても、本書の解説だけだと解けないものもありました。
公式テキストのレビュー②データエンジニアリング力
データエンジニアリング力は、IT領域のスキルになります。
44ページで構成されているのでデータサイエンス力に比べると半分以下です。
こちらの内容はデータベースやプログラミング、ネットワークなど、ITスキルがまとめられています。
ここは、ほぼ暗記でいける領域なので、覚えられると良いでしょう。
公式テキストのレビュー③ビジネス力
最後に、ビジネス力は、その名の通りビジネスで使うスキルです。
MECEや5フォース分析など、問題解決の手法などが書かれていたり、そもそもデータサイエンスをビジネスに活かす観点などが書かれています。
模試を見る感じも、このあたりはビジネスの常識がある程度備わっている人であれば、勉強をしなくても解けます。
運転免許の試験のような「常識的に考えたら、これしかないでしょ!」みたいな問題ばかりです。
僕はサラリーマンを10年以上しているので、そういう人はこのビジネス力は割と簡単に解けると思います。
公式テキストのレビュー④模擬試験
公式テキストをなぜ買うのか?は模試がついているから!という人が多いのではないでしょうか?
とにかくデータサイエンティスト検定の過去問などの情報がないので、公式テキストを買って、問題の傾向を知ることが大事ですね。
ちなみに、模試の概要はこちらです。
問題数45問
制限時間45分
実際の試験では、問題数80問、制限時間90分とされています。
この倍の量をこなすのですね。
尚、僕は取り組んでみたら正答率57%とやばめでした。
しかし、回答の解説は1問に対して2~3行しかなく、それぞれの問題の間違いに対しての解決が難しかったです。
今後の公式テキストなどでは、問題の正解の理由などを、もっと詳細に書かれたものを期待したいです。
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まとめ【公式テキスト】データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式レファレンスブックのレビュー
いかがでしたでしょうか?
今回のブログでは、データサイエンティスト検定のリテラシーレベルを受験する人向けに、公式テキストのレビューをお届けしました。
改めて所感をまとめてみます。
・全260ページにわたりデータサイエンスの教科書のような位置づけ
・ポイントもわかりやすく初学者でも理解していける
・模擬試験は45問だが、もっとほしい
・模擬試験の解説がすくなく学びにくい
データサイエンティスト検定は、2021年から始まる新しい検定です。
これから、もっともっとブラッシュアップされていくと思うので、最初は受験者も試行錯誤です。
ただ、データサイエンティストを目指すにあたっては、大切なのは価値を創造する人になることです。
データサイエンティスト検定をクリアもできないで、ビジネス価値をつくることはできません。
少ない情報の中でも楽勝に検定をクリアできる自分でいたいと思います。