連日、新型コロナウイルスの報道に戦々恐々としています。3月30日には、志村けんさんも亡くなられて、よりコロナウイルスの危険について、私たちが、肌で感じるものとなりました。コロナ感染し、亡くなられると、遺族の方は、遺体にも会うことができないなど、新たな事実も見えてきました。本当は報じられていたかもしれませんが、このような著名時の方の訃報により、クローズアップが強まっているのです。
一方、世界で〇万人が感染、〇人が死亡、〇〇が封鎖、などいろんな情報が飛び交い、東京のロックダウンにまぎれたデマまで流れて、人々が混乱に陥っています。この情報社会において、たくさんの不確かな情報が出回る中、我々は情報や周囲に流されているだけではいけません。それはみんなわかっています。ですが、情報というのをどのように集めて、自分のものにして、行動に移すのか?今回は、このような内容について書いてみたいと思います。
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情報源とは何か?
情報源は大きく分けると下記のようなものがあります。
- 新聞
- ネットニュース
- テレビ
- SNS
- 本
大きくこのようなところが、あなたが情報収集するときに利用しているものだと思います。最近はテレビなどは、スポンサーの影がちらついたりすることで、視聴者もより、シビアに物事をとらえる目がついています。その中で影響力を高めているのがSNSですね。事実がマスメディアにゆがめられたり、一部の切り抜きなどが、見えてきて、マスメディアへの信頼性が落ちてきています。だからこそ、一人一人が情報を取捨選択できるスキルがとても大切になっています。情報収集力より、情報を取捨選択する力の方が求められているということです。
情報を取捨選択し決断していくにはどうするか?
①一次情報を取りに行く
情報には一次情報と二次情報というものがあります。
一次情報:情報のリソース。出所。情報を得た人がが実際に体験して手に入れた情報。
二次情報:別の目的のためにすでに収集されていて、どこかに保管されている情報
情報は、収集された段階で、誰かのバイアスがかかっています。ですから、我々はそのバイアスを意識しながら情報を見なければなりません。そういう意味で、一次情報に触れたほうが、情報に生で触れることができるので、余計な物事の見方がなくなります。
さらに、これらの情報の見方について、自分の考えではわからない、ということも多いと思います。ですから、その情報に対して、どのような見方があるのか?をいろんな二次情報に触れて、情報のとらえ方、評価の仕方、行動の仕方に触れましょう。違うジャンルや立場の意見を5か所程度から情報を見てみると、だいたい大まかなとらえ方が見えるでしょう。
②仮説を立てて3つのシナリオを作る
上記のように一次情報か、二次情報かを区別し、さらに解釈の仕方を覚えることで、大きな道筋が情報に対して見えてきます。
例えば、東京の感染者〇人に対しても
「毎日増えているから、大変だよ」
「東京都の人口比からすると、ごくわずかだから大丈夫」
「ニューヨークの増え方と比較すると一緒なので危ない」
など、いろんなとらえ方が出てきます。大きく、楽観論、悲観論が出てくると思いますので、その両極端と中間点の3つのシナリオなどを、情報を得たときに、常に考えらると良いでしょう。
その3つのシナリオを描いた際に、では楽観論では自分はどのような行動をとるのか、悲観論だとどうするか、など具体的に自分が採るべき行動をイメージしておきましょう。そうすることで、情報に対して想定できることが増えて、結果自らの判断で行動できるようになります。
ということで、情報をとらえて、仮説を立てて、行動してみる、この繰り返しで情報の取捨選択能力を高めていきましょう。これが情報リテラシーです。