ウェビナーを開催するけど、
顧客のアフターフォローがいまいちうまくいかない。
効果的な方法はあるのかな?
多くの集客が見込めるウェビナーは
顧客情報をたくさん獲得するチャンスです。
ウェビナーは、手軽に参加できるので
対面のセミナーに比べて多くの顧客の情報を獲得できます。
申込時のメールや視聴履歴、アンケート内容などから
・何に興味を持っているのか
・抱えている課題感
など、顧客の情報を可視化することができます。
顧客情報を確実に売り上げにつなげていくためには、
ウェビナー開催後も、顧客の課題によりそいながら、
継続的に情報提供するなど、
良好な関係づくりをしていくことがポイントです。
今回は、そんなウェビナー後の
顧客のアフターフォローの3つのステップ
①顧客ごとのアプローチ
②顧客セグメントの実践
③アフターフォローの継続的な取り組み
を解説します。
このブログを最後まで読んでもらえれば、
どのように顧客のアフターフォローをすべきか?
が見えて、アイデアが生まれるはずです。
目次
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ウェビナーのアフターフォロー①顧客ごとのアプローチ
まず大切なのは顧客のセグメント、つまりタイプに分けることです。
①-1参加者をセグメントする
参加者のさまざまな情報から顧客をセグメントします。
特にアンケート結果から
・顧客が興味を持っている内容
・どんな疑問や課題があるのか
・次に何をすべきか
などが見えてきます。
またウェビナーでは、視聴データから
・動画離脱のタイミング
・自社セミナーのウェビナー視聴回数
・参加者の視聴行動
などから、商品サービスへの理解や満足度を
はかることができるので、確度の高い顧客から
アプローチができるようになります。
①-2最適なアプローチ施策を考える
顧客をセグメントしたら、
それぞれに最適なアプローチを考えます。
基本的には、長期的に良好な関係を築く
ということがポイントとなります。
その上で、顧客セグメントにより
大きく下記のようなアプローチをしていきます。
顧客の確度 | 顧客の状態 | アプローチ |
高 | 購入を考える | 個別相談や見積提案など商談につながるアプローチをする。 |
中 | もうすこし知りたい | 興味のありそうな情報やウェビナーを提供して確度を上げていく。 |
低 | 今は興味ない | メールマガジンなどで定期フォローする。 |
①-3営業部門と連携する
確度の高い顧客については、商談化して営業部門へ引継ぎです。
営業部門とスムーズに顧客を引き継げるように、
商品やサービスで届けたい価値観を共有しておくことが大事です。
ここがずれていると、ウェビナーを通して
顧客の確度を上げても、提案がずれてしまいます。
部門間連携をしっかり取り組んでいきましょう。
ウェビナーのアフターフォロー②顧客セグメントの実践
セグメントの重要性をお伝えしてきましたが
具体的にどのようにセグメントしていくのか?について
ノウハウをお伝えします。
アンケートは3つのタイミングで活用する
ウェビナーの特徴はアンケートを取りやすいことです。
その特徴を生かして、「セグメントの精度をあげる」ために、
3つのタイミングでアンケートを取りましょう。
そのタイミングとは、開催前、開催中、開催後の3つです。
メリット | |
開催前 | ・参加理由の把握ができる
・ウェビナーの内容をブラッシュアップできる |
開催中 | ・リアルタイムに声が拾える
・途中離脱の理由がわかる |
開催後 | ・アフターフォローの目安がわかる
・次回ウェビナーの反省材料になる |
アンケート回答率を上げるためのポイント
アンケートを設定しても回答してもらえなければ
情報を取得することができません。
アンケートの回答率を上げるポイントは
・メリットを提示する(セミナースライドの提供など)
・設問は10問以下にする(答えやすくする)
・フリー解答欄を用意する(生の声の把握につながる)
です。
ぜひ、実践してみましょう。
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ウェビナーのアフターフォロー③継続的なPDCA
効果的なアフターフォローをするには
PDCA、つまり改善活動が必要です。
録画コンテンツの再利用
ウェビナーの大きな特徴の一つとして、
ライブ配信したものを録画して、再利用できることです。
動画の再利用は
・ウェビナーに参加できなかった人への提供
・もう一度見たいという人への提供
などに向けて展開することで、
商品やサービスの理解を促進することができます。
また再配信によって新たな顧客開拓にもつながりますので
・メールマガジンに動画リンクを貼って提供
・YouTubeなどの配信サイトで大きく告知
など、いろんな使い方があります。
録画の再利用は日時指定して公開しよう
動画コンテンツは、アーカイブして
いつでも見られるようにすることでも効果があります。
ただ、顧客セグメントの観点からいうと、
動画を公開する日時を指定して、
顧客が自ら選んで視聴するようにすることで、
より確度の高い顧客をあぶりだすことができます。
もちろん、集客力は落ちますが
一方で、日程を合わせてみてくれる顧客は
もともと関心が高いので、アプローチもしやすいです。
動画コンテンツの使い方も、工夫のしどころなのです。
継続開催で精度を上げよう
コロナ禍で、ウェビナーの注目度は高まっています。
ただし、すぐに成果を出すことは難しいです。
最低でも半年、効果を感じるには1年以上
試行錯誤する覚悟でのぞみましょう。
そのためには、しっかりとPDCAを回すことです。
Plan | 事前準備、目標設定 |
Do | ウェビナーのの開催 |
Check | アンケートや視聴データの分析 |
Action | ウェビナーコンテンツ見直し |
欧米では、マーケティング手法の一つとして
ウェビナーは一般化していますが、
日本では、2020年になって本格化してきました。
まだまだITリテラシーのある企業のみが実施できていますので、
多くの企業が、手探り状態です。
急ぎすぎずに、継続開催して、
ウェビナーを自社のマーケティング手法の一つに育てましょう。
【まとめ】ウェビナーで顧客のアフターフォロー
いかがでしたでしょうか?
今回は、ウェビナーでの顧客の
アフターフォローについて見てきました。
改めてポイントはこちらです。
アフターフォローの3つのステップ
①顧客ごとのアプローチ
②顧客セグメントの実践
③アフターフォローの継続的な取り組み
アフターフォローや顧客アプローチを考えることで、
ウェビナーコンテンツの設計も改めて考えるヒントになることも多いです。
別の記事では、集客や企画の記事もあるので
こちらも見てもらえると、全体設計ができるはずです。
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【はじめてのウェビナー】集客・企画のポイント
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ぜひ、ウェビナーを新しいマーケティングの柱にしていきましょう。