AIって何?何ができるの?全然わかっていないから、基礎から知りたいです。教えてください。
身の回りでAI活用について聞く場面が増えてきましたが、
・AIって何?
・実際に何に使えるの?
そんなことってありますよね。
そもそもAI以外にも、ディープラーニングや、IoTとか専門用語が多くて、近づきたくないです!そんな人もいるかもしれません。
ただ、AIはぼくたちの身の回りを変えていく大きな存在です。その存在をうわべだけでも知っておけば、これから世の中でどんなことが起きそうか?のヒントは見えてきます。
どうせなら世の中が便利になるサービスを、ただしく理解して、いちはやく使っていきたいですよね。
そこで、今回のブログでは、AIを簡単に知りたいという人向けに、AIで抑えておくべき3つのことについてお伝えします。
具体的には
①AIとは?
②AIでできること
③AIの抑えるべき用語3つ
です。
まずは、ここをおさえれば「AIって何?」ということについても、ともだちに教えるくらいはできますよ。
今後の社会がどうなるのか?も含めて、AIの基礎知識を抑えていきましょう。
目次
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初心者向けAIの基礎知識①AIとは?
まずはAIとは何か?について見ていきましょう。
AIの2種類の捉え方
AIには、実は明確な定義がありませんが、広くいうと「人間の知的活動をコンピュータにより再現したもの」というイメージです。
この中で強いAIと弱いAIと捉え方が2種類に分かれます。
・強いAI:人間の知能そのものを機械で実現するもの
・弱いAI:人間の知能でできることを機械にやらせようとするもの
強いAIは研究レベルにとどまっているものがまだまだ多いですが、弱いAIは広く社会に普及していて、見かけ上、人間と同様の知能を再現したものであればAIとする捉え方が現在の主流です。
AIはいろんな技術の総称である
AIとはartificial intelligenceの略で人工知能の総称です。機械学習のディープラーニングが印象が強いですが、それ以外にも支えている技術があります。
このようにいろんな機能と技術が組み合わさってAIは活動するのです。
ただ、一つ一つが難しいので「とりあえず機械学習以外にもいろんな技術があるんだな」くらいでOKです。
初心者向けAIの基礎知識②AIでできること
AIでできることは大きく2つ。
「データ活用ステップの分類」と「利用目的での分類」です。
AIでできること:データ活用ステップで分類する
具体的には
・識別
・予測
・実行
に分類する捉え方です。
これはデータ分析で用いられる分類の枠組みを「可視化」「予測」「最適化」を音声、画像、テキストというデータの処理を得意とするAIの機能にあわせて拡張したものです。
識別 | 音声認識、画像認識、動画認識、言語解析 |
予測 | 数値予測、マッチング、意図予測、ニーズ予測 |
実行 | 表現生成、デザイン、行動最適化、作業の自動化 |
これらのプロセスは人間の知的行動を表しているのです。
ただ、これだとAIがどんな目的に使えるのかがピンときません。
AIでできること:利用目的で分類する
そこで、利用目的でAIを分類してみます。
分類 | 詳細 | 事例 |
1.知識探索・俯瞰 | 知識を大量の情報から探し出す。大量データを俯瞰する。 | FAQ自動生成、QA業務支援 |
2.コンテンツ生成 | 大量の情報を参考に自動でコンテンツを生成する。 | 作曲、文章自動生成 |
3.知識発見・意思決定 | 意思や行動の決定を自ら行う。 | 自動診断、審査効率化 |
4.コミュニケーション | 人間との対話を通じてサービスを行う。 | ロボット対話、音声認識 |
5.知覚・制御 | 環境・状況を把握して自律制御する。 | エネルギー管理、信号機制御 |
従来のデータ分析と、AI特有の特徴であるコンテンツ生成やコミュニケーションなどから構成されています。こちらの方がよりAIでできることがイメージしやすいですよね。
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初心者向けAIの基礎知識③抑えるべき用語3つ
AIとならんで抑えるべきIT用語があります。その3つとAIとの関係を確認して、全体像を知りましょう。
抑えるべきIT用語3つ:IoT、ビッグデータ、ロボティクス
おさえるべきIT用語
・IoT:Internet of Things の略で、モノのインターネットと言われる
・ビッグデータ:通常のデータベースでは扱えないほど巨大なデータのこと
・ロボティクス:省人化・無人化に向けてロボットを導入すること
これらのキーワードとAIは密接な関係があります。
AI、IoT、ビッグデータ、ロボティクスの密接な関係
人間の知的行動プロセスに、AI+3つのIT用語を当てはめると、このようになります。
目や耳の知覚を担当するのが、IoTです。センサーなどの機器から外部情報を収集します。
知覚された情報から、脳が行う意思決定のプロセスはAIとビッグデータが対応します。ビッグデータはその名の通り巨大なデータで脳の記憶にあたります。AIは記憶や情報から行われる脳の思考を担います。
最後は、手足や発声などの行動プロセスです。機械アームや合成音声などロボティクスにより動きます。
このようにAIといっても、それをとりまくIoT、ビッグデータ、ロボティクスが相互に関わりを持つことで僕たちの社会がより便利になっていくのですね。
【まとめ】初心者向けのAI基礎知識
いかがでしたでしょうか?
今回は、AIなんて全くわからない!という初心者の人向けに、AIの基礎知識について解説しました。
あらためてポイントをまとめますね。
ポイント
AIのイメージ:人間の知的活動をコンピュータにより再現したもの
知的活動プロセス3つ
①知覚:IoTで情報収集
②意思決定:ビッグデータとAIで脳の役割を担当
③行動:問題解決するロボティクスを設計
といことで、AIだけでは成り立たず、他のキーワードと密接にかかわることで、いわゆる人工知能として機能するということですね。
まずはこの概念をおさえておくことで、ひとくくりにAIといっても、用途や分類ができるようになり、整理もしていけるでしょう。
新しいトレンドと言うのは、まず知ることから始まります。今回のブログを読んでAIについてもっと詳しく知りたい!と思う人はこちらの本がオススメです。
今回の内容も、こちらの本を参考にしていますし、図解も多く初心者向きですよ。