2024年6月9日(日)に開催された「いわて銀河ウルトラマラソン」に参加して、目標のサブ10を達成できました!
今回のウルトラマラソンで2回目のサブ10でしたが、練習が不足したかなと思う中で、サブ10できたのは収穫でした。
いわて銀河ウルトラマラソンでは、岩手県北上市をスタートして、自然豊かな緑の中を100km走ります。
トータル約1000mの登りがあるので、なかなか難易度もあるかと思いますが、60km過ぎは、下りが多いので、そういう意味では、レース戦略が大事だなと思います。
ということで、今回のブログでは
- いわて銀河ウルトラマラソンのコース概要
- ウルトラマラソンをサブ10するためのポイント
- いわて銀河ウルトラマラソンの良かったところ、大変なところ
などについて、お伝えします。
いわて銀河マラソンをこれから走る人、ウルトラマラソンでサブ10を目指す人の参考になればうれしいです。
目次
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いわて銀河ウルトラマラソンサブ10の難易度報告
まずは、いわて銀河ウルトラマラソンの難易度やサブ10報告について。
サブ10の結果とラップ
冒頭でお伝えしましたが、今回の結果はこちらです。
グロス:9時間48分15秒
ネット:9時間48分3秒
下記はガーミンのラップです。
区間 | 時間 | ラップ |
---|---|---|
スタート~10km | 54:57 | ー |
~20km | 1:49:13 | 0:54:16 |
~30km | 2:43:34 | 0:54:21 |
~40km | 3:38:19 | 0:54:45 |
~50km | 4:37:58 | 0:59:39 |
~60km | 5:40:34 | 1:02:36 |
~70km | 6:39:27 | 0:58:53 |
~80km | 7:54:11 | 1:14:44 |
~90km | 8:48:14 | 0:54:03 |
~100km | 9:48:08 | 0:59:54 |
10kmを55分くらいで刻みながら、前半貯金をつくって、後半粘る作戦。
基本的にはそのように進められましたが、なんと80~90kmが最速ラップでした。
その前の70~80kmで坂もあり撃沈ムードで「あと20km以上なんて走れない、、、」という感覚でした。
ただ、80km以降の下り坂で、とにかくフォームを意識して脚を前にだしていきました。
するとキロ5分くらいで5km走れて、どこまで持つかわからないけど、いけるところまでいってしまえ!と飛ばしました。
こんなことがあるんだと、最後まで諦めないことは大切だと、またマラソンから学べました。
やっぱり達成するのはいいですね!
いわて銀河ウルトラマラソンの参加者状況や完走率
今回のいわて銀河ウルトラマラソンの参加者状況や完走率は下記です。
種目名 | エントリー数 | 出走数 | 途中棄権者 | 完走数 | 完走率 |
---|---|---|---|---|---|
ウルトラ100男子 | 953 | 872 | 245 | 627 | 71.9% |
ウルトラ100女子 | 193 | 175 | 45 | 130 | 74.3% |
ウルトラ50男子 | 206 | 182 | 11 | 171 | 94.0% |
ウルトラ50女子 | 66 | 58 | 6 | 52 | 89.7% |
駅伝100混合 | 7 | 6 | 0 | 6 | 100.0% |
駅伝100男子 | 10 | 10 | 0 | 10 | 100.0% |
僕の成績は男子の部では61位/627名完走/872名出走でした。
女子合わせての全体だと69位/757名完走/1047名出走となります。
いわて銀河ウルトラマラソンのコースのポイント
いわて銀河ウルトラマラソンのコースはこんな感じです。
前半はゆるかやに上っていますが、登りを感じるのは10~15kmあたりと、55kmの難所です。
いわて銀河ウルトラマラソンでは、基本的に緑豊かな山道を進みます。
2024年は、気温は19度から22度くらいで曇っててコンディションはとても良かったです。
コースも57kmまでの上りがきついけど、そこからは下り基調なので、他のウルトラマラソンと比較すると走りやすいかもと感じます。
他のウルトラマラソンでも同じですが、60kmまではとにかく温存することです。
最後の後半20kmからのくだりで力を出していくコース戦略がはまれば良い結果を残せるでしょう。
サブ10やるための大切なこと
サブ10やるために大切だなと実感することをまとめてみました。
調子に乗らないこと
とにかくこれが大事です。
飛ばさない、無理しない、調子に乗らない、こういった謙虚さが大切です。
10時間程度の長丁場です。何があるか分かりません。
最初は周囲の流れにそって飛ばしがちですが、とにかく抑えましょう。
調子に乗るのは80km以降です。そこまではとにかく温存です。
小さい目標をつくって走る
100kmは長い道のり過ぎて、30km過ぎ位から
「おおお、疲れてきた。足も痛い気がする」
「まだ50kmで半分か、、、もう無理だよ」
「70kmも走って、もうリタイアしたい。なんで走っているんだ」
と、たくさんの弱いマインドが出てきます。
気持ちで負けて、スピード落ちて、歩きがちになって、身体が固まって動かなくなって、、、、
という負のスパイラルに入ります。
だからこそ、小さい目標をつくって走ることが大事です。
僕がつくっている小さい目標は
- エイドからエイドは走る
- 上り坂が終わったら走り始める
- 前の人に追いつくまでは走ろう
みたいな感じです。
とにかく、小さい目標に集中して、1km1kmを淡々と進めるのです。
そうすると頭が切り替わって、その間に身体の調子がよくなることもあります。
栄養補給をしっかりする
10時間の長丁場なので、しっかり栄養補給をしていくことも大切です。
特に大切だなと思うのは、おにぎりや果物、パンなどの固形物をとることです。
これは体質にもよりますが、エネルギーになります。
ずっと走っていると頭がクラっとしてぼーっとする瞬間もあります。
そういう時はエネルギーが切れているサインです。
ジェルや飲み物だけでなく、しっかり固形物もとって、身体にエネルギーを与えましょう。
休み過ぎない
50km以降、疲れて走れなくなります。
エイドがあって、座っている他のランナーを見ると、「俺も休もう」となってしまいます。
これまでのウルトラマラソンの経験上、休むのはOKですが、サブ10やるなら
- 休憩は1回
- 時間は10分弱
かな、と思います。
超長距離を走って、5分でも座って止まると、身体が一気に固まって動かなくなります。
そこから、キロ6分程度のペースに戻していくのは割と大変です。
休み過ぎないことも大切なので、休むならまとめて休みましょう。
練習をしっかりする
サブ10やるなら、やっぱり事前の練習をしっかりできることが大切です。
3か月計画くらいで、ウルトラマラソンの1カ月前、2カ月前くらいに、60km走をやれていると良いです。
ただ、僕はこれができず
- 45キロを5時間
- 35キロを4時間
くらいのロング走で終わってしまいました。
2023年のサロマ湖で初めてのサブ10をしたときは、60kmを2回やっていたのですが、これができなかったので、きついかな、、、と今回は不安でした。
ただ、不安があったから、調子に乗らず進められて今回の結果になった可能性もあります。
ただ、練習はうそをつかないので、ここをしっかりやるのは大事です。
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いわて銀河ウルトラマラソンの良かったところ
ここからはいわて銀河ウルトラマラソンに参加しての良かったところと大変なところをお伝えします。
まずは良かったところから。
アクセスしやすいウルトラマラソン
僕が東京に住んでいるからというのもありますが、ウルトラマラソンの中では、比較的アクセスしやすいと感じます。
東京からなら東北新幹線に3時間のるだけで、最寄り駅の北上駅まで行けて、事前受付は駅前。
ウルトラマラソンは割とアクセスしにくい場所があるので、そういう点では、アクセスしやすい大会だと思います。
スタート混雑なし
参加者約1000人で、陸上競技場からのスタートで、割と走りやすいスタートでした。
最初のラップは1km5分38秒でしたが、そのあたりだと、割と混雑もなく、スムーズでした。
またスタートは4時ですが、15分前までに整列すればよいので、スタート前も割と余裕がありました。
緑が多くマイナスイオンに触れられるコース
自然豊かな緑の中をひたすら走っていくコースなので、緑が多く気持ちいです。
時折、ダムや湖、川などもあり、景色も楽しめます。
ただ、ひたすら自然なので、景色の変わり映えはしないかもしれないです。
都会の喧騒にやられている人は、良い非日常感が味わえるでしょう。
ゴール後無料で食事もらえる
ゴール会場では、無料で、ビール、おにぎり、豚汁、ウインナーがふるまわれました!
疲れた身体に、これはありがたいですね。
よくよく考えると、参加料の中に、こういったものがはいっているんだろうけど、無料でもらえるという瞬間の嬉しさは大きかったです。
やり切った達成感とともに飲むビールは格別でした。
いわて銀河ウルトラマラソンの大変なところ
では、続いて大変なところです。
ラップタイムが計測されない
いわて銀河ウルトラマラソンの残念なところが、ラップタイムの計測がないところでした。
スタートとゴールのみで、ラップが見れません。
1000人単位の大会だから、もう少しこの辺改善してもらえると嬉しいですね。
トンネルが10箇所弱でガーミン狂う
上記のラップタイムが計測されず、手元のガーミン頼りになりますが、トンネルが10か所弱あるので、ガーミンが狂いました。
僕のガーミンは結果99.3kmで終了しているので、700m足りませんでした。
たぶん55kmあたりの上り坂途中の1kmくらい続くトンネルでくるっていそうです。
ま、逆に手元の距離よりはやくゴールできたので、ラストの気持ちは少しありがたかったけど。
でも、やっぱり100km走ったら、ガーミンも大台に乗せたいですよね。
ワンウェイコースなので帰り道を準備
いわて銀河ウルトラマラソンは、スタートとゴールが離れています。
ですから、帰りの手段を考えておく必要があります。
僕は、16時発の盛岡駅まで(バスで30分)のシャトルバスを予約していました(1500円)。
ただ、ゴールしたのが14時前。ごはんたべて着替えてで40分程度だったので、15時に変更させてもらい帰宅しました。
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【まとめ】いわて銀河ウルトラマラソンの難易度をブログで報告
ということで、今回のブログでは、いわて銀河ウルトラマラソンでサブ10をやった報告でした。
自然いっぱいの中で、しっかり100km走りきれたこと、そして10時間を切れたことは、とても自信となりました。
最後になりますが、ウェアやシューズはこんな感じで参加しました。
スタートも15度前後で、涼しいくらいだったのでタンクトップで。
ジェルやスマホをもって走るので、たくさん収納できて便利なノースフェイスのマルチポケットパンツ。
シューズは、2023年シーズンにマラソンでお世話になったHOKAのロケットX2でウルトラを初チャレンジしました。
僕は、東西南北のウルトラマラソンを制覇することによって得られるウルトラマエストロという称号を目指しています。
これまでも、北海道のサロマ湖ウルトラマラソンと、沖縄100Kに参加してきました。
この秋には四万十川ウルトラマラソンを制覇して、マエストロになる予定です。
ラストレースをウルトラマラソンの自己ベスト出せるように、頑張っていきます!
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