2023年12月17日に沖縄100kウルトラマラソンに参加してきました。
この年の6月のサロマ湖100kmでサブ10を達成した僕は、この大会も9時間30分を目指しました。
ただ、実際には、コースのアップダウンに、風にと、いろいろやられて10時間52分と惨敗。。。
思ったよりも難易度も高くて厳しい戦いでした。
ということで、今回のブログでは
- 沖縄100kウルトラマラソンのコースレポート
- 沖縄100kウルトラマラソンの結果や難易度考察
- 沖縄100kウルトラマラソンの良かったことや改善点
などについて、僕の主観でお伝えしていきます。
沖縄100kウルトラマラソンの参加者や、これから参加したい人の参考になればうれしいです。
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目次
沖縄100kウルトラマラソンの結果
まずは、僕の結果を確認えす。
9時間30分目標も10時間52分と惨敗
冒頭にも書きましたが、結果は10時間52分34秒でした。
目標は自己ベストの9時間30分切だったので、惨敗です。
ラップはこんな感じ。60km以降に時間かかりすぎです。
ちなみに、
前半50kmは4時間27分
後半50kmで6時間25分
という内容です。62kmのエイドで座って休んでからは、休み癖がついてきつかった。。。
順位は111位と以外にも上位25%くらいでした。
敗因は結局練習不足?
沖縄100kウルトラマラソンで失敗した要因は
- 風速10m/sの強風
- 気温も15度前後で風の影響で身体冷える
- アップダウンの激しい難易度高いコース
という感じかと思います。
とはいえ、結局このコースで自己ベストを出す人もいますから、目標に対しての練習不足は否めません。
ただ、考えうる対策としては
- 前半もう少し抑える(後半にもう少し余力を持つ)
- 下り坂は飛ばさない(飛ばすとのちに足に疲労がくるみたい)
などでしょうか。
ただ、ここは試してみないと分かりません。感覚的には抑えたところで、後半持つのかはわからないのです、、、
沖縄100kウルトラマラソンのコース概要
沖縄100kウルトラマラソンのコースは城南市や、糸満市など、沖縄本島の南側の海岸沿いをめぐるコース。
引用:沖縄100k公式HP
沖縄の海をいろんなところから感じられる気持ちいいコース。
ただ、アップダウンも多くて、なかなかタフなコースでした。
Garminの計測による累積標高は996mでした。
過去参加した大会もサロマ湖356m、富士五湖ウルトラは927mという感じで、一番登りの多い大会でした。
完走率は81.4%
沖縄100kウルトラマラソンの完走率は81.4%で、出走者は683人で完走者は556人でした。
サロマ湖は割とフラットコースなのですが、制限時間が13時間のため65.6%です(23年は気温も高く前年比8.6%減)。
そういう意味で沖縄100kは、制限時間は14時間なので完走という意味では難易度はそこまで高くはないようですね。
ですから記録を狙うならサロマ湖、完走したいなら沖縄100kという感じでしょうか。
沖縄100kウルトラマラソンのコースレポート
では、ここからは、具体的に20km毎にコースレポートをしていきいます。
ウルトラマラソンのウェア
6月のサロマ湖と同じウェアでチャレンジしました。
ただ、寒そうだったので、ノースフェイスの薄手のジャケットも携帯。
結局、寒かったので7割方ジャケットを着て走りました。
ゼッケン隠れて、オールスポーツの写真が少なかったのが残念でした・・・。
スタート前のスケジュール
まずは、スタート前の段取り確認をしておきましょう。
僕はユインチホテル南城に宿泊。
スタート地点まで車で15分程度で、温泉施設も併設してあり、ゴール後にゆったりできました。
2時に起床。食事と身支度。
3時30分 車で出発
3時50分 駐車場着
4時10分 会場到着。荷物預け、ライトもらう
4時30分 寒いので近くのローソンで待機
4時45分 スタート並び開始
5時 スタート
参加者にペンライトを渡してくれます。
たくさん量があったのでなくなることはないでしょう。
参加者600人程度なので、そこまで混雑もありません。
スタートも
①10時間切り②10~12時間③12時間以上
という3つのブロックで整列しました。
スタート~20km
5時スタートですが、真っ暗です。
7時くらいが夜明けなので、最初の20kmくらいまでは暗い中を走ります。
暗闇の冒険感があって、それはそれで面白いです。
ただ、道のりは沖縄の田舎道を通るので真っ暗です。
ライトは必須なので持ちましょう。
参加者の中には転んでしまって怪我している人もいました。
僕も、10km前後の道中の切り株でこけそうになりました。
10~15kmで登りが出てきます。特に急がずゆっくり登ります。
一方で下り坂も急です。抑え気味が良いのでしょうが、スピード出てしまいます。
(のちにこの辺の飛ばしたのが、響いたのかもしれません)
この辺のペースはキロ5分10~20くらいで巡行。
20km~40km
夜明けを迎えて、徐々に明るくなります。
夜明けの海がきれいで、思わずうっとりしてしまいました。
徐々にペースが落ちてくる人も出てきます。
26km地点のエイドでヘッドライト回収。沖縄そばがおいしかった。
30~35kmでまた上り坂。タフですが、まだまだ余力十分でした。
40km~60km
前半に比べるとそこまでアップダウンはありません。
フルマラソンも通過して、折り返し地点に向かいます。
スライド区間になるので、先頭集団がスライドし始めます。
この辺は往復で「ファイト!」と応援しあえたり人から刺激をもらえる区間。
半分過ぎて、気持ち切り替えて頑張りたいところ。
60km~80km
60km過ぎて苦しくなって、62kmエイドで椅子に座って休憩。
ただ、これが良くなかった。
一度休むと「休み癖」がついてしまい、身体も冷えて、動きが戻りません。
1kmあたり10分などかかってしまい、70km地点ではサブ10はほぼ無理な感じになっていました。
「残り30kmもあるのか、、、」と先が見えないくるしいところ。
登りも多くて、心が何度も折れました。。。
80km~フィニッシュ
沖縄100kmウルトラマラソンの名物の激坂が77km~85kmまで続きます。
脚の疲れも限界で「もう走りたくない」と何度もエイドの人に言ってました(笑)。
ただ、登り切った先には、ニライカナイ橋の絶景が待っていました。
この景色を見るために、ここにチャレンジしに来たと言っても過言ではありません。
最高な景観に心躍り、下り基調になって、少し元気づくのが最後の15km。
あとは淡々とゴールに向かって走り続けるのみです。
ただ、最後の10kmは街中に戻っての信号ラッシュとなります。
走りたいけど、止まらないといけない、そんなジレンマでじりじりしてしまいます。
最後3kmはしっかり走り切ってゴール!
記録更新は失敗しましたが、やっぱり100km走り切ると達成感が大きいですね!
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沖縄100kウルトラマラソンのコースの良かったところ
沖縄100kウルトラマラソンの良かったところをお伝えします。
600人の小規模大会で参加しやすい
割と小規模な大会なので、スタート前やゴール後など、スムーズで大会に集中しやすいと感じます。
僕は他にはサロマ湖や富士五湖に参加していますが、どちらも3000人程度の参加者です。
スタート前なども色々準備も時間がかかるのですが、小規模なので会場もこじんまりで準備しやすいですね。
沖縄の景色や文化、歴史に触れられる
やっぱり沖縄にどっぷり触れられるのが醍醐味ですね。
これは、他のエリアでもそうですが、沖縄の海や自然が最高です。
街並みも他のエリアと違いますし、何よりいたるところにシーサー!
地名も独特の読み方なので、琉球王国の歴史を感じます。
さらに、道中の案内で「ひめゆりの塔」や「平和記念公園」なども出てきます。
いろんな歴史の積み重ねがあって、今がある、今走ることを楽しめている。
そんなことを感じながら、いろんな価値観に思いを巡らせられるのは沖縄ならではだなと思います。
エイドが多くて補給に困らない
エイドが豊富で補給には困りません。
100kmのうちエイドが34か所。約3kmごとにあります。
豆腐メンタルな僕は、後半エイドごとに立ち止まってしまいました。
寒い中だったので、沖縄そばやもずくスープの温かさがとても救いでした。
ポーク卵おにぎりもおいしかったです。
そして何といってもパイン!パインの刺激が身体をめぐってくれました。
エイドで地元の人たちに応援してもらい、最後まで頑張れました。エイド最高でした。
ゼッケンにコース概要が書いてあって助かる
沖縄100kでは、ゼッケンにコース概要が書いてあります。
これが、割と目安になって助かりました。
「このあと登りが続くのか~」
など、参考になりますし、制限時間も書いてあるので、マイルストーンが起きやすいでしょう。
沖縄100kウルトラマラソンのコースの良くなかったところ
基本的に楽しい大会だったのですが、一方で、良くなかったところも考えてみます。
前半2時間は真っ暗で転倒の恐れあり
先にも書きましたが、沖縄100kウルトラマラソンでは、5時スタートで真っ暗です。
夜明けは7時くらいなので、20kmくらいまでは暗い道が続きます。
ヘッドライトを携帯している人もいますし、スタート会場で手持ちのライトの貸し出しもしています。
たぶん、人数分くらいは用意されているっぽかったのでぜひ借りましょう。
それでも転倒注意です。
応援は少な目
沿道の応援は少ない印象です。
田舎道をはしっているから仕方ない部分もあると思いますが、歴史もまだ6回目ということもあるかなと思います。
参加者も600人程度で、応援も少な目なので、心が折れたときに、刺激が少なかったです。
でもでも、車沿いの子どもたちが「がんばれー」なんて言ってくれて励まされたのも確かです。
風が強くて寒い
第6回大会は、曇りで気温も15度前後と沖縄にしては低くて、さらに風速10m/sと強くて、キロ6分くらいだと冷えてしまいます。
沖縄100kウルトラマラソンは、過去3年くらいは天候に恵まれていない様子で晴天はないようです。
偶然かもしれませんが、一方でこの時期の沖縄は割と風が強めのようです。
暑そうな印象ですが、寒くなっても良いように、防寒対策もしておきましょう。
最後の10kmで信号が多い
ゴールは割と街中になるのですが、後半10kmは信号で止まることが多いです。
交通の誘導係の人がちゃんと案内してくれるので事故ったりはないと思います。
一方で、駆け抜けたりすることはできないので、交通ルールは守りましょう。
最後の最後で、動かない足をなんとか一歩ずつ進めているのに、信号で止まらされるのは、なかなか苦しいです。
この辺、改善されると良いな~と思います。
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【まとめ】沖縄100kウルトラマラソンのコースレポート
今回のブログでは2023年12月17日に行われた沖縄100kウルトラマラソンのコースレポートについてお伝えしてきました。
完走率は81.4%なので、完走の難易度は普通程度かと思います。
一方で、アップダウンがあるので、記録を狙うには、少し難しいのかな、という感覚。
個人的には9時間30分を狙っていたので、10時間52分という結果は残念です。
また、曇り空だったので、きらきら輝く海など、期待したものは見れませんでした。
ということで、いくつか心残りがあるので、またチャレンジして、しっかりサブ10やりきりたい大会です。
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【念願のサブテン】サロマ湖100kmウルトラマラソンを振り返る
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