世界初のマイボトルを持ってのマラソン大会でしたが、実際の完走をお伝えします。
このマイボトルを持ってのマラソン大会ですが、僕もそうですし、周囲のラン仲間からも
マイボトルもって走るの嫌だよね
というネガティブな声をよく聞きました。
僕も実際どうなんだろう・・・と不安もありましたし、タイムも出しにくいかな、と思っていました。
ただ、実際に湘南国際マラソン2022を走ってみて、
・マイボトルは思ったほど悪くない!
・むしろ自分の給水ペースを掴めてリズムを作りやすかった!
とも感じました。
実際、この大会で僕はサブスリーも達成できたので(マイボトルのおかげかは置いておいて)、今回のブログでは
・湘南国際マラソン2022のマイボトル実施の意図は?
・湘南国際マラソン2022のマイボトルを使ってみたレース振り返り
・湘南国際マラソン2022のマイボトルのメリットデメリット
についてお伝えします。
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目次
マイボトルでサブスリー:湘南国際マラソン2022の結果
まずは、湘南国際マラソン2022における、マイボトルランの概要と、僕の大会結果をお伝えします。
マイボトルとは?
湘南国際マラソン2022のHPには下記のようにあります。
子供たちのために、地域のために、地球環境のために湘南国際マラソンはゴミを出さない大会をめざします。
給水所に使い捨てカップを置きません、選手のみなさんはご自身でマイボトル、マイカップを用意してスタートしてください。
2022年湘南国際は、われわれの将来を考えた世界初のマイボトル・マラソンです。
ということで、具体的に変更されたのは
①ランナーは、満水にしたマイボトル(400㎖以上)を携帯してスタートしてください。これが新しい競技規則です。
②マイボトルのほか、マイカップの携帯も強くお勧めします。水、スポーツドリンク以外の飲み物を楽しめる給水ポイントも設けます。
ということでした。
実際にコース上には写真のようなボトルやジャグが、200ヶ所以上、平均200mおきに設置されていました。
ぼくが利用したのは給水1回だけでしたが(笑)、たくさん給水スポットがありましたし、混んでいる様子もなかったです。
例年のマラソン大会では、3万1500本のペットボトル、50万個にもおよぶ使い捨てカップを用意していたそうなので、それらが出ないということが意義のようです。
実際に、ゴミがほぼ出ていないので、コースはとてもきれいでした。
マイボトルでサブスリー湘南国際マラソンの結果
では、そんな湘南国際マラソンでの僕の結果ですが、こちらです。
ネットタイムで2時間59分2秒のセカンドベスト(PBは3年前に2時間58分16秒)でした。
マイボトルランだったので、給水で時間をとられたり、ボトルがそもそも重くて本領発揮できないかも、など思いましたが、意外とよかったです。
(結果が出たから、そう思うんでしょ!というツッコミもあるかもしれませんが)
利用したマイボトルとランニングパンツ
実際に、僕が利用したマイボトルとランニングパンツを紹介します。
ボトルは、サロモンのハイドレーションボトル。
この大会用に買ったのではなく、富士五湖ウルトラマラソンもマイボトルを持って走るスタイルだったので、その時に購入しました。
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【準備編】チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン2022を完走してきた
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マイボトルの所有方法ですが、ザックなども持っている人もいましたが、僕は基本的に楽ちんスタイルがよいので、収納付きランニングパンツを利用しました。
こちらも富士五湖ウルトラマラソンで利用したものです。
サブスリーできたマイボトルの使い方
それでは、ここからは、実際のマイボトルの使い方についてお伝えしていきます。
マイボトルラン①最初に300mlにした
まず、ウォームアップ時に、マイボトルを満水にしてみました。
すると、腰の位置で、割と上下動が大きく違和感がありました。
「これじゃちょっと走れないな・・・」
ということで、少しずつ減らして違和感が程よくなるくらいの300mlくらいにしてスタートすることにしました。
マイボトルラン②3km毎に飲む
そんなこんなでマラソン大会がスタートしました。
順調にスタートは切れましたが「どうやって給水しよう・・・」と少しばかり考え、とりあえずまずは3km毎に飲もうと決めました。
ですから3kmのタイミング、6kmのタイミング・・・と3km毎に給水作戦です。
結果、この作戦が良かったように思います。
自分なりに給水ペースがつかめますし、3km毎にリフレッシュ機会を作ることができたという点です。
実際に、紙コップの給水だと、他のランナーと交錯したり、うまくつかめなかったり、ゴミ箱にうまく入れなきゃと思うと速く飲まないと・・・と焦ったり。
そんな葛藤がなく、自分のペースで給水できたことが良かったですね。
マイボトルラン③給水は21km過ぎで1回10秒使う
この大会では、サブスリーペース4分15秒でどこまでいけるか?を狙っていた大会でした。
割とギリギリだったので、タイム上ハーフで1時間30分を切りたかったので、そこまではタイムをロスできないな、と思いハーフまでは給水を我慢することに。
そこまで見越して、ちょびちょび給水して18kmで手持ちの水がなくなるように調整。そして、21km過ぎで1回目の補給をしました。
誤算としては、ボトルからの水の勢いが弱く、思いのほか水の補給に時間がかかりました(これは、性能差が少しはあるのかな?)。
そして、補給の量は、満水だと重いということで、スタートと同じ300mlくらい入れました。
これで約10秒のロスとなりました。(この時の1kmが4分24秒)
マイボトルラン④最後はちょっと足りなかったが気合
前半のハーフの給水が300mlだったので、後半も同じ量で行こうと思い、残りのハーフも手持ちをちょびちょび飲んで調整しました。
35kmすぎくらいから日差しも強くなり、身体が水を欲しているのがわかりました。
39kmで最後の水を飲みほしながらも、きつかったですが、なんとかマラソンラストは気合で乗り切りました。
そんな感じで、なんとかサブスリーFINISHを決めることができました。
結果、水の補給は1回で10秒程度のみでした。
この作戦が、皆さんに応用できるかわかりませんが、ご参考ください。
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マイボトルでサブスリーの湘南国際マラソン2022のレース振り返り
ここからは、マイボトルランでサブスリーを達成した湘南国際マラソン2022を10kmごとに振り返ります。
ちなみに、1カ月前の横浜マラソンは3時間13分(1km4分34秒)だったのと、まだまだサブスリーにいけないだろうという感覚。
今の実力を知るという意味で、サブスリーペース4分15秒でどこまでいけるか?というチャレンジの大会でした。
湘南国際マラソンスタート前:直行バス
朝9時スタートの湘南国際マラソン。
会場の神奈川県の大磯プリンスホテルに向けて品川駅バスを予約。
品川駅に、5時30分に到着して、ついた順に乗り込み、おそらく一号車で出発。
バスは3台ありましたね。1時間程度で会場に到着しました。
湘南国際マラソンスタート前:会場着
若干、バスの中で寝つつも、湘南の海が見えたらテンションがあがりました。
天気もよくて、海岸線からの日の出も見えて、とっても気持ち良かったです。
7時10分ころ到着して、整列8時、スタート位置への移動が8時30分。
わりと時間をもてあましてしまいましたね。
スターターには、河野太郎さんが名誉会長をされていて号砲を鳴らしてくれました!
湘南国際マラソンスタート~10km
僕はAブロックスタートだったので、号砲から3秒差でスタート。
太陽に向かって走るので、サングラスをかけて。
順調なスタートともに、サブスリーペース4分15秒を刻んでいきます。
3kmごとにマイボトルで給水しようとも計画を組み、着実に実行。
最初の10kmは行きたがる人に抜かされたりしますが、自分のペースを維持です。我慢の時間帯。
湘南国際マラソン10km~20km
サブスリーペースで10kmいけました。まだまだいける。
ハーフまでは、このペースいけるなという感覚。
16kmくらいでサブスリー集団を見つける。
おいつくためにちょっとあげてみた。
江の島の折り返し地点も超えて、ようやく半分という感じ。
太陽が背になり、サングラスをあげて走る。
こういうサングラスの上げ下げも気分転換でいいよね。
湘南国際マラソン20km~30km
ハーフで1時間30分は切っておきたいということで、給水はハーフポイントまで我慢。
21km過ぎで、給水1回目。10秒ロスです。おもったより水の勢いが弱い!はやくして~!
サブスリーペースで30kmまではいけるな、という感覚。
とはいえ右足首が少し違和感がでてきて、ちょっと足振りながら走ったり。
ここからはペーサーさんたちと一緒に走る。
湘南国際マラソン30km~40km
30kmにはいってサブスリーペース継続。もしかしたらいけるかも?そんな気持ちが出てくる頃合い。
30km時点では35kmくらいまではいけるという感覚。この感じいいぞ。
ただ、横浜マラソンも同じ感覚で30km過ぎに落ちてしまいましたので油断は禁物です。
気づけばスピード落ちちゃうので、きついときは、
・足を真下に着地
・あごをひいて前傾姿勢
・ひじを後ろにひいて身体全体で走る
そんなことを大事にしながら。
35km以降で距離表示が200mくらいずれててビビる。後半こういうのきついよ~。
(結果ガーミンとの差は100mだったし)
37kmくらいから集団がくずれはじめます。
右足にとうとうつりそうな気配が。10分毎にピキッと。
「なんとかもってくれ~!」
水をたくさん飲みたいけど補給で止まりたくないので、ちょびちょび。
39kmで水がなくなる。最後は気合だ!!!
湘南国際マラソンFINISH
暑さも出てきて意識が遠のく。水が欲しい。でもとまったら身体も、もううごかない。
ここまで来たらサブスリーやりたい!でも足がつりそうだよ~。
ペーサーさんに鼓舞されて、スピードを引っ張ってもらいながら、最後の力をふりしぼる。
ここまで来たら1km4分30秒くらいでもいけるな、とか、余計な事考えながら。
でも結局ペースはなんとか保ちながら、残り1km、700m、500mと頑張る、頑張る、頑張る。
最後の最後に大磯プリンスホテルの駐車場に入る坂がきつい。
ここをくぐって残り200m。最後駆け抜けてFINISH!!!!
湘南国際マラソンゴール後
マイボトルへの補給1回でおそらく300ml×2回の水分摂取だったので、なかなかきつかった。
はやく水が飲みたい!けど、アルコールスプレー、メダルもらって、足のタグとって、ようやく給水所。とおいよー。
そんなこんなで、自分の実力試しでサブスリーペースで走ったけど、なんとかやりきれた!
引っ張ってもらったペーサーさんに感謝の握手でFINISHです。
湘南国際マラソンは周囲は栄えてないので、屋台がたくさん。
ぼくは、豚汁に生ビール。マラソン後は青空のもと、こういうの最高ですよね。
自分のポテンシャルを感じながら、ゴールの余韻に浸れました。
帰りは、最寄り駅の大磯駅にいくために、近くの大磯港(駅まで徒歩10分)までプリンスホテルから無料シャトルバスがたくさん。
フルマラソン初心者の人で、足を動かしたくない人からすると、若干酷な帰り道だと思います(笑)。
【まとめ】マイボトルでサブスリー:湘南国際マラソン2022
今回のブログでは、マイボトルランでサブスリーを達成できた湘南国際マラソン2022の振り返りでした。
天気も良くて、海も富士山も見れて、風もすくなく、とても走りやすかったですね。
マイボトルランについても「邪魔だよね」と良い印象なかったけど、やってみると意外とよかった。
自分のペースで給水できるのがとても良いと感じました。
ということで、あらためて、マイボトルランのメリットをまとめてみます。
マイボトルのメリット
・ゴミが出ないのでコースがきれい
・自分のペースで水分補給ができる
・通常給水である給水失敗のマインド低下がない(コップ取って、飲んで、捨てて)
次にデメリットです。
マイボトルのデメリット
・違和感ある(150ml以下の水分量ならほぼ大丈夫)
・水の補給に時間がかかるし止まりたくない(僕は1回10秒。)
・サブスリーペースだと何を飲むのか選びにくい(水一択でした)
こんな感じでしょうか。なにはともあれ、マイボトルランやってみて思ったよりは良かったです。
でも、毎回これが良いのか?というと、ちょっとはてなです。
やっぱり持ち物はすくなく走りたいかな!
ということで、今回は個人的にはサブスリーできましたが、今後はサブエガ目指して引き続き頑張ります!
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【3時間13分で完走】横浜マラソン2022についてブログで報告
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