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【2020年10月】2021年新卒採用の求人倍率と就職内定率の状況

2021年新卒の就職内定率が10月時点で88.7%と上がってきたみたい。

コロナは新卒採用にどんな影響を与えたのかな?

 

リクルートキャリアのまとめによると、

2020年10月1日時点での2021年卒の学生の就職内定率は88.7%と、

前の月と比べると3.7%増えました。

 

徐々にコロナの影響も落ち着いてきているし、

企業もwithコロナでの採用活動の見通しを立てて

動いてきているので、内定率が上がってきている様子です。

 

僕は、新卒採用や20代の中途採用の領域で

コンサルティングを10年以上にわたって取り組んでいます。

 

仕事を通して多くの企業、求職者、学生、大学など、

さまざまな人たちと情報交換する機会がありますし、

いろいろ解決策を提示していく立場にあります。

 

そこで今回のブログ記事では

2020年におきたコロナショックが

新卒採用市場に与えた影響についてまとめたいと思います。

 

新卒採用市場の動向について興味あれば

最後まで読んでみてください。

 

 

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2021年新卒の大卒求人倍率

2021年新卒の求人倍率と内定率

コロナによる新卒採用市場への影響を知るために、

まずは大卒求人倍率について確認しましょう。

 

大卒有効求人倍率とは?

新聞やニュースでも良く取り上げられる「求人倍率」ですが、

分かるようでわからない言葉かもしれません。

 

そもそも求人倍率とは何か?について採用企業の目線で言うと、

「何社で 1 人の求職者を取り合っているか?」

ということになります。

 

その中で、大卒有効求人倍率につて、

リクルートワークス研究所の定義では、

大卒求人倍率の定義

大卒有効求人倍率=求人総数÷民間企業就職希望者数

と、なっています。

 

学生の中には、進学する人、留年する人、公務員になる人・・・

など、さまざまな進路がありますので、

民間企業の就職希望者となっているのです。

 

2021年の大卒有効求人倍率は1.53倍

リクルートワークス研究所の調査では、

「大卒求人倍率」は、21年卒で1・53倍(6月調査)となっています。

大卒有効求人倍率の推移

引用:リクルートワークス研究所

20年卒の1・83倍から落ち込んだものの、リーマン・ショック後に

1・2倍台に低迷した11~14年卒ほどにはなっていません。

 

実数で見てみても、

・民間企業就職希望者数44.7万人に対して

・民間企業の求人総数68.3万人

となり、学生数に対して十分な求人数があることがわかりますので、

現状は、全体でみると数字の上では悲観的な状況ではないのです。

 

実際に、企業の声を聴いていても、

「業績にかかわらず、長期的な視野で考えて、毎年安定して新卒を採用したい」

という企業も多いです。

 

このあたりは、リーマンショックの際に、

採用を絞りすぎて、数年後に

・組織体制がいびつになってしまった

・次期リーダー候補がいない

などの問題に直面した会社が多かったことからの

反省もあるということもあります。

 

2021年新卒の就職内定率の推移

2021年新卒の求人倍率と内定率

新卒の求人倍率は見てきましたが、

実際の就職内定率はどのような推移となっているのでしょうか?

10月時点の2021年卒の就職内定率は88.7%

冒頭に書いたように、リクルートキャリア「就職みらい研究所」のまとめによると、

2020年10月1日時点での2021年卒の学生の就職内定率は88.7%と、

前の月と比べると3.7%増えました。

2021年卒の内定率

引用:NHK「就活応援ニュースゼミ」

6月1日時点では2020年卒と比べると13.4%あった差が、

10月1日時点では5.1%と縮まってきていて、

コロナ禍でも緩やかな回復傾向にあるようです。

 

女性の就職内定率の落ち込みが大きい

ただ、気になるデータでは女性の内定率です。

2021年卒の内定率

引用:NHK「就活応援ニュースゼミ」

男性の前年比の就職内定率の落ち込みが2.2%に対して、

女性の就職内定率の差は前年比8.3%もあるのです。

 

これは、新型コロナの影響で、

航空会社、旅行会社、ブライダル、ファッション業界など、

女性に人気がある採用人数が多い企業で、軒並み採用の抑制や中止が相次ぎました。

 

たとえば航空業界では、

・JALがグループ全体でおよそ1700人

・ANAはグループ合わせて37社でおよそ3200人

の予定だったのを、両社とも7月に採用中止を発表しました。

 

子供の頃から、こうした業界を目指していたのに、

あきらめざるを得なかったという人も多いかもしれません。

 

リクルートキャリアでは、採用中止などの動きが

女性の内定率に影響したと分析しています。

内定率は年末にかけて、さらに上昇していくと予想されていて

内定をとるためには柔軟に考えることも必要かもしれません。

 

就職内定率の実態

毎年リクルートワークス研究所から

内定率の推移が発表されていますが、

大学のキャリセンターや、就職課からすると、

必ずしも実態を表しているのか?

というと、そうでもないということが現場ではあります。

 

それは、この調査の調査対象範囲が限定されていることが要因です。

リクルートワークスの調査対象

2021年3月卒業予定の大学生および大学院生に対して、

リクナビ2021にて調査モニターを募集し、

モニターに登録した学生

 

この2021年新卒については

大学生1993人、大学院生486人となっていますが、

リクナビ登録者で、モニター登録するという

「どちらかというと意識の高い学生」

というのが対象となっています。

 

そういった背景から、どちらかというと

学生全体の母集団の真ん中より少し上の人たち

がターゲットな調査対象であるというのが所感です。

 

ですから、実際に中堅大学のキャリアセンターなどに

話しを聞くと、2020年10月時点での内定率は

「実感として、ようやく5割に達した程度」と話す職員もおり、

まだまだ4年生の就職活動は終わっていない、という現場もあります。

 

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【まとめ】2021年新卒の求人倍率と内定率

2021年新卒の求人倍率と内定率

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、2021年新卒の状況について

・大卒求人倍率

・内定率

を見てきました。

 

改めてまとめると、

2020年10月現在の状況

①大卒有効求人倍率は1.53倍と2015年水準であり、

リーマンショックほどまでは下がらなかった

②内定率は前年比5%低いが、6月は13%開きがあったので、

そこから比べると内定率状況は改善されている

ということが言えます。

 

過去のリーマンショック時には、

ほぼすべての産業が打撃を受けていましたが、

コロナショックでは、IT産業を中心に、

業界ごとの浮き沈みが激しい市況感となっています。

 

新卒採用市場を部分的に見ていくと、

大きな影響を与えているのは事実ですが、

大きな視野で見てみると、まだまだ求人がある状態です。

 

そのための出会いの機会が担保されれば、

学生が、価値観を変え、幅広い視野を持つことにより、

マッチングは生まれていく状況です。

 

2022年新卒市場はwithコロナを前提に、

新しいトレンドがまた生まれることでしょう。

 

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