どのくらいのタイムを狙っていくべき?
トライアスロン初めての人は、
チャレンジしたことがない種目については
どのくらいのタイムでレースを進めるのか
わかりませんよね。
トライアスロンを目指すような人は、
体力にそれなりに自信があったり、
マラソンをそこそこやっている人が多いです。
トライアスロン競技者の前提が、
そういった人たちであると捉え、
初チャレンジでは、レースの制限時間
ギリギリのタイムを、まずは狙っていく
そんな目標設定で、スタートしてみることをオススメします。
ということで、本記事では、
レースの制限時間の参考タイムと
そのための各種目のポイントを紹介します。
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トライアスロン初心者は大会の制限時間を知ろう
トライアスロンのレースには、
スタートからフィニッシュまでのタイムを
限定する制限時間が設けられています。
こちらが、トライアスロンの登竜門である
オリンピックディスタンス51.5kmの制限時間です。
大会 | スイムフィニッシュ | バイクフィニッシュ | ゴール |
石垣島トライアスロン | 50分 | 3時間40分 | 5時間 |
びわ湖トライアスロン | 50分 | 3時間 | 4時間 |
大阪トライアスロン舞洲 | 50分 | 2時間45分 | 4時間 |
野尻湖トライアスロン | 60分 | 3時間 | 4時間30分 |
長良川国際トライアスロン | 50分 | 2時間45分 | 4時間 |
上記は、各エリアを代表する大会ですので、
少し制限時間が厳しいと感じるものもあるかもしれません。
しかし、今後トライアスロンを続けていこうと思うなら
このくらいのタイムをクリアしていかねばなりません。
ですから、トライアスロン初心者の人は
上記タイムをクリアできるようにトレーニングを
目指していきましょう。
トライアスロン初心者がクリアすべきタイム
ここからは、制限時間で完走するための
各種目の練習ポイントについてお伝えします。
スイム編
トライアスロンのスイムでは、
最も速く泳げるクロールが主流です。
まずはレースと同じ距離をプールで
楽に泳ぎきれる技術と体力を身につけましょう。
ちなみに、スイム1500メートルを50分で泳ぐ場合、
50メートルは1分40秒で泳ぐこととなります。
ピンとくるでしょうか??
スイムの練習では、
体力の消耗が少ないフォームや
周囲を確認するためのヘッドアップ(息継ぎ)
のテクニックを習得することも大切です。
長く、ゆっくり、泳ぎ続けることができることを
まずは目標としていきましょう。
バイク編
トライアスロンのバイクでは、
バイク選びやセッティングを含めて、
自分の体型に最適なサドルの高さや前後の位置など、
フォームのポジション設定が重要です。
まずは、平たんで、路面のきれいな道路で
楽に漕ぎ続けられるフォームを身につけましょう。
近くに、サイクリングコースなどがあれば
そこで、練習するのが適切です。
また、アップダウンや、コーナリングなど、
路面状況にあわせたライディングやギアチェンジなど
テクニカルな部分の操作も必要となります。
これらの練習をもとに、レースと同じ距離を練習し、
最後のランニングに向けて、十分な力を残した状態で
走りきれるレベルへの到達が目標です。
参考までに、バイク40kmを2時間で走ると、
1kmあたりは3分程度で走ることとなります。
このスピードと距離を、まずは目指しましょう。
ランニング編
最後の種目となるランは、
身体に残された体力を、ムダに消耗しない、
効率の良いフォームでの走りが求めらます。
ランニング10kmを55分で走る場合は
1kmあたり5分30秒で走る必要があります。
普段のトレーニングでは、
このスピードを難なく走ることができても、
スイムとバイクを終えた後では、体力は消耗され、
普段のランニングとは、違う疲れを感じることになります。
例えば、ランニングとは
異なる筋肉や関節の動かし方を続けていると
フォームも乱れやすくなり、痛みなども生じます。
さらに長時間の運動をしているので、
脱水症状やエネルギーも不足しているかもしれません。
本番のそういったことを見越して、
練習では、効率の良いフォームの習得を目指し、
レースと同じ距離を楽に走りきる持久力を
獲得することが、当面の目標となります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
トライアスロン初心者が目指すべきタイムについて
あらためてポイントをまとめます。
まとめ
・オリンピックディスタンスではトータル4時間30分程度を目指す
・スイム1.5km50分、バイク40km2時間30分、ランニング10km1時間20分程度でクリアできるようにする
トライアスロンは、
3種目のトレーニングが基本ですが
これまで運動習慣のなかったような初心者の人は、
日常生活の中でも、身体を動かす時間を、
意識的に増やすことを意識しましょう。
たとえば
・通勤や通学で、階段をつかう
・立っているときに、かかとで上下運動する
・入浴後に、ストレッチをする
など、すぐにできることも、たくさんあります。
持久力の向上には、ウォーキングも役立ちます。
このような身体を動かす習慣は、
本格的なトレーニングに向かううえで、
ケガの予防にもつながります。
トライアスロン初チャレンジをめざす、
初心者の人には、このように、普段の日常から
意識を変えて、土台づくりをしていきましょう。