富士登山競走の山頂コースに向けてトレイルの脚力をつけるため、神奈川県にある大山へトレイルランニングしてきました。
僕はトレイルランニングはほぼやったことがなく初心者ですが、このコースは
・都心から比較的近い
・初心者向きだといわれる
・片道約10㎞
という点で、小田急線「鶴巻温泉駅」から大山へチャレンジしました。
実際のガーミンのデータはこちらです。
走ったのは2023年5月27日(土)8時スタートです。
目標2時間のつもりが20分以上もオーバーしました。まぁ仕方ないかな。
僕もこの大山のトレランをするにあたり、いろいろ事前に情報チェックしてのぞみました。
その内容についても、今回はお伝えしていきたいと思います。
ということで、今回のブログは、トレラン初心者で、大山を走ってみようと思う人向けに、
・大山トレイルの準備やポイント
・大山の実際の写真で解説
・やってみての学びや感想
についてお伝えしますね。
特に僕が気になっていたのは
・休憩ポイントはどこなのか?
・混んだりしないのか?
・どんな格好がよいのか?
・ヒルが出るのか?
などです。ぜひ、参考にしてください。
目次
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【準備】鶴巻温泉駅から大山山頂トレイル
まずは事前準備です。
初トレランは何が起きるかわかりません。しっかり確認しましょう!
ちなみに、今回は5月下旬の準備についてです。天気は晴れ、気温は20~28℃でした。
ウェア
とにかく「ヒルが怖い」と思っていました。
が、当日の天気も晴れですし、その数日前も雨ではなかったので、ヒルがいないことを祈って半袖短パンで。
結果、ヒルは出ませんでした。
本当に対策するなら、長袖、長ズボン(レギンスなど)がよいかと思います。
シューズ
アシックスのトレランシューズを購入。
以前、富士登山競走5合目コース出ましたが、普通のランニングシューズだと少し滑る感覚がありました。
トレランシューズはグリップがあってよいですね。
滑りやすいところや、踏ん張りを利かすところでいきました。
荷物
荷物で検討すべきは
・補給をどうするか
・着替えなどは駅に預けるか
などがポイントとなります。
まず補給ですが、鶴巻温泉駅から大山まで特に自販などはありません。
ですから、10㎞2時間程度の補給が大事です。
また、今回のトレランでは、帰りの着替えも持って走りました。
事前情報では、鶴巻温泉駅には5つしかコインロッカーがなく、使えないのでは?と懸念して帰りの着替えとタオルももって走りました。
ただ、実際にはコインロッカーは7時30分の段階では一つしかつかわれていなくて、使い放題でした(笑)。
もっと荷物を持ってこれたな、と思いつつ。
てことで、補給+着替え+その他持ち物をザックに詰め込む。
ザックはノースフェイス。
これに全部いれました。
その他持ち物はこんな感じ。
・虫よけスプレー
・バンドエイド
・現金3000円
・汗拭きシート
ザックの容量が小さいのと、着替えがあったので、補給はペットボトル水1本、おにぎり(赤飯)のみです。
ペットボトルだとかさばるので、ハイドレーションボトルがよかったかも。
【登山】鶴巻温泉駅から大山山頂トレイル
では、次はトレイル当日の様子です。
7時30分に鶴巻温泉到着
東京にある自宅を5時50分くらいに出て、新宿駅から小田急線「鶴巻温泉駅」には7時30分頃に到着。
前日が飲み会で、おなかの調子がよくなくて途中に催さないか?心配なスタートでした。
(結果、大丈夫でしたが)
ちなみに、朝の小田急線はハイカーさんがたくさん。
「もしや、みんな鶴巻温泉で降りるのかな・・・」と思っていたら僕だけでした。
初心者は、いろんなことにドキドキしますね。
これが5個しかないコインロッカーです。使用中は一つだけ。
着替えは預けて、ペットボトルを2本持っていけばよかったです。
ちなみに、帰宅時の15時ころも利用は一つだけでした。あんまり使われないのかな?それともたまたま?
準備運動と虫よけスプレー
コンビニいって補給食買って、準備運動と虫よけスプレーを吹きかける。
普段、虫よけスプレーなんか使わないので、勝手がわかりませんでしたが、虫よけスプレーはヒル対策にもなるようです。
とりあえず、全身にスプレーするとよさそうです。
パンツ回りに吹きかけるの忘れてましたが、その辺にもかけておきましょう。
8時からランニングスタート
いよいよトレイルランニングスタートです。
一応、コースをYouTubeなどで調べていたのですが迷いました。
グーグルマップなどは、ロード優先で出るっぽくて、登山道はわかりませんでした。
最初の1.5㎞くらい迷子になりながらも、なんとかたどりつきました。
このトレランコースは、こうやって表示が多く、親切だという点でも初心者向きらしいです。
ちなみに、この段階では大山という案内はありません。まずは弘法山方面を目指します。
ここから2㎞くらい進むと、この案内が出てきます。
大山まで9.5㎞です。徐々に進んでいる楽しさと、不安とが、まじりあいます。
そこから徐々に上っていきます。ところどころ、こんな感じで街を見下ろせます。
トレラン気持ちいい~~!
人が少なくて、本当にこの道でいいのかな?と不安になります。
時折、虫にぶつかったり、ハチが飛んでいたりと、山の洗礼も受けました。
虫が苦手な人は、夏のトレランは避けたほうが良いかもです。
そんな心細い中でも、先を歩いたり、走ったりする人を見かけると、安心するものでした。
約1時間20分走ってきた6.5㎞地点。
このように「大山山頂まで2時間」という表示が!
「まだ2時間かかるの~?!!」っと不安になりました。
結果、ここから約5㎞の1時間という感じでしたね。
大山まで1.3㎞という表示が。
ここまで約2時間走ってきて、もうすぐゴールだ。という感じです。
ただ、ここからより傾斜も強くなり、1.3㎞で約25分かかりました。。。
こんな感じで本格的な山登りという感じ。
もはや走れません。
ケーブルカーの駅の案内も出てきて、この辺りからハイカーさんも増えてきます。
狭い道では、一列に並んで進むこともあり、進みたいけど進めない、というような状況もありました。
ということで、山頂に到着。ここまで約2時間23分、約12㎞の道のりでした。
2時間23分で山頂に到着
いや~達成感です。初トレイル登頂。
標高1251mです。獲得標高は1468mです。
10時30分くらいですが、こんな感じでハイカーさんたくさんです。
場所がないわけではないですが、お昼に向けてもっと混雑しそうです。
頂上にトイレがありますが、自動販売機やゴミ箱などはありません。
※頂上に自販があると思ってペットボトルを飲み干した僕はかなりショックでした・・・
天気が良い日でしたが、かすんでて山頂からの眺めはいまいち。
富士山とか見たかったなー。
てことで、上りのラップはこんな感じです。
10分以上かかっている区間が7区間。この辺は、ほとんど走れていません。
急こう配や、階段などで、速く歩くという感じです。
「こんなきつくて初心者レベルなのね・・・」とトレランの過酷さを感じました。
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【下山】鶴巻温泉駅から大山山頂トレイル
さて、頂上をひとしきり楽しんだら下山です。
阿夫利神社の軽食を目指して下山
とにかく「ミッションは水分補給をしたい!」ということです。
ここまで2時間30分でペットボトル1本しか飲めておらず、全身汗だく。
キャップのつばからも汗がでるくらい。はやく水が飲みたい!
ということで、阿夫利神社の軽食に向かいます!
ただ、この道のりも険しく、約1.8㎞を40分かけて下山。
すぐに食料には、たどり着けないので気を付けましょう。
やっとついた。うれしい。
ラムネと水をチョイス。一本200円。山価格。
ただ美味しさはプライスレス。やっぱり苦労してたどりついた飲み物は別格です。
特に炭酸がめちゃくちゃうまい。軽食もありますし、ビールも売っています。
道に迷ってロードに出る
本当は、ここから来た道を戻るつもりが、道がわからずロードに出てしまいました。
赤い部分がスピード速い、つまりロードに出た区間です。
山頂付近や、阿夫利神社では、通信が悪く(ソフトバンクは3G~4G)どう進めばよいか?など情報収集が大変でした。
人がいるほうへ走っていると、気づいたらロードに出てました。
次回来るときは、気を付けたいと思います。
とはいえ、30度弱のお昼時のロード走行8㎞程度もわりとしんどかったですね。
【終了後】鶴巻温泉駅から大山山頂トレイル
ということで、鶴巻温泉駅から大山山頂までのトレイルランニング終了。
下山後の楽しみは温泉と、ビールです。
駅から1分ほどの「弘法の里湯」温泉へ
午後12時30分頃に行きましたが、広いお風呂で、ゆったりできました。
土日の入浴は1000円です。タオルの貸し出しはないので、僕は持っていきました。
(売店に売っているようです。)
露天風呂、サウナと水風呂もあり快適です。水風呂は22℃くらいだったのでもう少し冷たいといいな。
夕方になると、ハイカーさんでごった返してしまいそうな雰囲気でした。
「弘法の里湯」の食事処でビール
弘法の里湯に併設されている食事処へ。
僕はヒレカツカレー(1380円)を頼みました。
ほかには蕎麦や、てんぷらなど。クオリティはまぁ普通です。
ロードサイドの焼肉とか、お寿司、ラーメンとか、がっつり行きたかったな。本当は。
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【まとめ】鶴巻温泉駅から大山山頂トレイル
ということで、富士登山競走に向けて、トレイルランニングをチャレンジした内容をお伝えしました。
東京近郊で、初心者向けといわれる、大山のコースです。ぜひ、参考にしてください!
最後に結果をまとめておきます。
所要時間:4時間15分
走行距離:23.5㎞
獲得標高:1480m
次に紅葉が見ごろの秋にチャレンジしてみたいですね!
富士登山競走も頑張ります。
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