ただ、こんなに長い距離走ったことがないから不安です。
ということで、ウルトラマラソン(100km)を過去2回完走(自己ベストは11時間34分)した僕が、60km走った実例をお伝えします。
僕は100km10時間切り(サブテン)を目指して取り組んでいます。
2023年のサロマ湖ウルトラマラソンで達成したいと思い、約50日前のタイミングで実施しました。
朝6時スタートで、不安もありましたが、なんとか12時ころにゴールできました。
ということで、今回のブログでは
・ウルトラマラソンに向けた60kmのロング走の結果と僕のスペック
・60kmのロング走を10kmごとに振り返り
・60kmのロング走をやる際の気を付けるポイント
などをお伝えします。
ぜひ、参考にしていただき、あなたの60kmのロング走に活かしてください。
目次
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ウルトラマラソンに向け60kmの練習をしてきた実例
これは、60km練習時の東京スカイツリーのこいのぼりです。観光もできてたのしかったな。
それでは、さっそく実例を見ていきましょう!
ウルトラマラソン練習60kmを5時間44分(5分44秒ペース)
まずは60kmの練習の結果とコース概要です!
コースは隅田川と荒川にはさまれたエリアをぐるっと回る感じで走りました。
スタート時間は朝6時過ぎで終わったのは12時という感じです。
10kmごとのラップはこちら。
合計時間 | ラップ | |
10km | 57:15 | ー |
20km | 1:51:14 | 53:59 |
30km | 2:49:36 | 58:22 |
40km | 3:47:49 | 58:13 |
50km | 4:43:58 | 56:09 |
60km | 5:43:57 | 59:59 |
やってみてのメモはこちら。
メモ
・移動平均ペースは5分29秒
・体重が2.5kg減った(59.1→56.6)
・トイレは1回、コンビニ2回立ち寄り
・補給はペットボトル4本、ウイダーインゼリー1個
・ガーミンは39%消費(ForeAthlete 935)
ウルトラマラソン練習60km時の直近レース結果
ちなみに、5月3日の60km練習の手前のレース結果はこちらです。
2023年3月11日東京BayAreaハーフマラソン
⇒1時間25分42秒
2023年3月19日板橋シティマラソン(フル)PB
⇒2時間55分38秒
2023年4月16日チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(100㎞)
⇒62kmでリタイア
フルマラソンで自己ベストを出すも、この秋~冬のフルマラソン5連戦で足を痛めてしまいました。
思うように練習できず、結果、4月の富士五湖も10時間切りを目指したのですが、途中で足の具合が悪化して無念のリタイア。
詳しくは、こちらの記事にまとめています。
-
【DNF】富士五湖ウルトラマラソンをリタイア。サブテンに向けた次への決意
続きを見る
ウルトラマラソン練習60kmをやっての感想
60kmという距離はあまり走らないので、やり切った時の達成感は大きかったです。
特に、サブテンのペースではいけたのは収穫でした(移動の平均ペースは5分29秒)。
とはいえ、残り4時間15分で40㎞というのはまだまだイメージわきません。
今回の40km時点でのタイムは3時間47分49秒ですが、エネルギー切れと、脚も売り切れでした。
ケガにつながるほどではないですが
・左足のふくらはぎの下あたり
・右足のふくらはぎ内側
・右の肩甲骨と右ひじ
あたりが、痛んで、これ以上走れない・・・という感じでした。
サロマ湖本番(6月25日)の3週前くらいに、もう一度60kmを走ろうと思います。
少し楽には走ることができたらよいのですが・・・
ウルトラマラソンに向け60kmの練習を10kmごとに振り返り
では、どのような60kmだったのか?10kmごとにペースを中心に振り返りをしていきます。
スタート~10km【57分15秒】
まずはスタートから10kmです。
サブテンを目指すにあたり、キロ5分10秒~20秒くらいを目安に走りたい感じです。
6分台が4か所ありますね。信号待ちや、観光スポット(東京スカイツリー)の写真とったり。
まだまだここはスタートなので序の口です。
10km~20km【53分59秒】
この10kmのラップが一番はやいです。
荒川の河川敷をひたすら走る区間だからですね。
途中、6分台ありますが、ここは階段のぼって橋を渡ってという少しコース替えが発生した区間です。
20km~30km【58分22秒】
さぁ、すこしずつきつくなってくる区間です。
22km、23kmでは荒川が工事中でうろちょろしてしまった区間です。
階段のぼりおりしたりしてメンタルに来ました。
28kmではじめて自販機でペットボトルを購入。
ちなみに、そこまでは、サロモンのハイドレーションボトルにドリンクを入れて、ちびちび飲んでいました。
30km~40km【58分13秒】
ペース的には順調ですが、きつくなってきています。
37kmではトイレ、40kmでコンビニに立ち寄りました。
コンビニではペットボトル1本と、ウィダーインゼリー1個をゲット。
40km~50km【56分09秒】
さぁ、フルマラソン距離に到達し、終盤だという気持ちで、少し快調になりました。
49km地点でコンビニ2回目。ペットボトルを1本購入し、ラストスパートへ。
50km~60km【59分59秒】
ラスト10km区間です。
富士五湖ウルトラマラソンでは、この区間で失速しましたが、まったく同じ感覚でした。
52kmくらいから、「うわ~、きつい~」と意識しないと勝手にペースが落ちてしまいます。
11時近くになり、気温も上がって(20度以上)きつくなったかな?
57km地点では、最後の信号にぶつかって、うれしいような、はやく走りたいような、、、そんな感じ。
最後の3kmは距離調整で、家の近くを行ったり来たり。「やっと止まれる~」という幸せとともにフィニッシュでした。
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ウルトラマラソン向け60kmの練習の際に気を付けたいこと
さて、ここまで僕の事例についてみてきましたが、これから60kmの練習をやる際に気を付けるとよいことを5つお伝えします。
気を付けること①補給をどのようにやるか確認する
60kmのトレーニングとなると5時間~8時間程度のトレーニングとなるでしょう。
フルマラソン以上の長丁場になりますので、エネルギー補給が大切です。
(僕はあえて補給を少なくしてトレーニングしましたが・・・)
はじめて走る際は、フルマラソンの準備と同様な補給食を用意することをオススメします。
気を付けること②練習コースは走りなれたランニングコースで設計する
60kmのトレーニングをどのような意図で実施するか?によりますが、練習の後半は慣れたランニングコースがよいでしょう。
というのも40kmを超えてくると、どうしても苦しくなってきてメンタルが落ちてきます。
そんなときに、はじめての道で、信号に捕まることが多かったり、行き止まりがあったりすると、余計なところで気持ちが不安定になります。
しっかりトレーニングをやりきる意味でも、走りなれたコースを走ることをオススメします。
気を付けること③コンビニやトイレの場所を確認する
長時間のトレーニングということで、コンビニやトイレも、場所を確認しておきましょう。
急におなかが痛くなったり、水分が足りなくなったりと、トラブルがあり得ます。
何が起きても対応できるように、コンビニやトイレ、そして自販機の場所などもイメージしておきましょう。
なお、自販機ですがエリアによっては現金しか使えないなどもあります。
小銭も500円1枚くらいもっておくと良いでしょう。
気を付けること④GPSウォッチとスマホの充電をマックスにしておく
ロング走になるので、GPSウォッチやスマホの充電が切れるかもしれないことを想定して充電マックスにしましょう。
また、100kmのウルトラマラソン時にも、この二つは携帯すると思いますが、どのくらいの時間と距離で、どのくらい電池が消費されるのか?も確認しましょう。
ウルトラマラソン本番で、GPSウォッチが充電きれて、記録が残らない・・・などは避けたいものです。
ぼくも、ウルトラマラソンに出る際に、充電が長持ちするタイプ(2019年時で14時間)のガーミンウォッチを購入しました。
今の最新盤であれば、20時間など持つタイプも出てきています。
気を付けること⑤マラソン大会に臨むくらいのコンディション調整をする
60kmの練習となると、フルマラソン以上の距離となります。
はじめて取り組む際は、マラソン大会に臨むくらいのコンディション調整をしましょう。
・疲労を抜いておく
・前日は睡眠時間を確保する
・飲みすぎ、食べ過ぎない
など、いろいろポイントはありますが、万が一のためにも、コンディションばっちりで気持ちよく練習しましょう!
【まとめ】ウルトラマラソン60kmの練習
ということで、今回のブログでは、ウルトラマラソンに向けて、60kmの練習をしてみた事例をお届けしました。
ウルトラマラソンは、フルマラソンに比べると情報がすくなく、どんな練習するか、自分は走り切れるのか、など参考になる情報が少ないです。
僕も、2019年にはじめてチャレンジした際に、具体的な実例が知りたかったものの、なかなかなくて不安でした。
ですから、今回のブログが、これからウルトラマラソンにチャレンジする人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
別のブログでは、ウルトラマラソンに向けたトレーニングのポイントもまとめています。
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ウルトラマラソン初心者が完走するには?トレーニング計画、準備について解説
続きを見る
フルマラソンと、ウルトラマラソンはまったく別物の競技です。
ウルトラマラソン専用のトレーニングが必要だと3回走って思います。
ぜひ、たのしく完走するためにも、60kmトレーニングをはじめ、いろいろチャレンジしてみてください!