東京オリンピックをきっかけに、日本が世界への影響力を強めると思われた2020年でしたが、新型コロナウィルスの影響で、最悪の1年となりました。
新型コロナウィルスにより、
・消費が低迷
・企業業績が悪化
・東京オリンピック延期
と、観光や飲食業界は、倒産がつづき、2020年12月末現在でも、コロナ第三波の影響が世界中に広まっており2021年に向けての展望も不透明です。
そこで、今回のブログ記事では、僕が毎週購読している「日経ビジネス」より、「徹底予測2021 底打ちか奈落か」というテーマの記事がありましたので、こちらについて、お伝えしていきます。
今回のブログ記事を見てもらえれば
・2020年の日本経済の状況を確認できる
・2021年の方向性が見えてくる
ということがあります。ぜひ最後まで読んでいただき、2021年への展望を考えるきっかけにしてみてください。
目次
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【2020年】日本のGDP29兆円減の衝撃
まずは、2020年の日本経済について確認していきます。
2019年比で日本のGDPは29兆円減となる
日経ビジネスに掲載された2019年と2020年の四半期ごとのGDPの比較がわかりやすいです。
1~3月 | 2.9兆円減 |
4~6月 | 14.0兆円減 |
7~9月 | 7.9兆円減 |
10~12月 | 4.7兆円減 |
このように、各四半期でGDPは落ちていますが、特に緊急事態宣言のあった4~6月の落ち込みが大きいですね。その時の記事もまとめているので参考にしてください。
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【新型コロナ】日本のGDP27.8%減少で今後どうなる?
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ちなみに、GDPな国内総生産といって、日本全体の売上のようなものです。これは、2019年まで毎年伸びてきていたのですが、2020年になり29兆円も減少するということになります。
こう見ると経済への打撃は大きいですよね。
コロナによる雇用、消費、倒産の影響
次に、よくニュースとなっている雇用、消費、倒産などについてもデータを見てみましょう。
・コロナ関連解雇:7.6万人
・個人消費:17兆円減
・設備投資:5兆円減
・倒産:824件
このように、新型コロナウィルスの影響は、各方面に大きな影響を与えています。
暗いニュースが多かった2020年ですが、2021年はどうなるのでしょうか?
【2021年予測】日本と世界はどうなる?
ということで、ここからは2021年予測ということで、日本と世界の動きについて見ていきます。
日本の2021年は?
日本の2021年は、コロナ次第で天国も地獄もありえます。
日経ビジネスでは具体的に9つのトピックを上げていましたので紹介します。
①コロナ対策:ワクチン効果で感染封じ込め収束に前進
②オリンピック:やってもやめても負のレガシー
③日本経済:為替安定なら日経平均3万円突破も
④自動車産業:V字回復ムード
⑤不動産:在宅定着でオフィスは苦しい
⑥働き方:リモート副業で地方の人手不足解消に光明
⑦外食:AI、ロボット投入で接客の無人化へ
⑧観光:ワーケーションが数少ない希望
⑨街の景色:ぼっち御用達店が増える
ということで、いろいろありますが、withコロナとして、どのような新しい産業やニーズが出てくるのか?これがポイントとなりそうですね。
たとえば、不動産、働き方、外食、観光、街の景色などは、新型コロナウィルスによる新しい生活様式から、一気に進んだ価値観がベースになっています。
このように、在宅ワーク、人とのリアル接触を断つために、インターネットやロボットの活用などが進んでいるのです。
こういった分野にキャッチアップして、新しいサービスを作ることができるか?が重要ですね。
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コロナショックで伸びる業界と伸びない業界は?【2020年6月】
続きを見る
その上での、日本経済の行方もポイントです。現在は世界的な金融緩和により金余りから投資活動が盛んになっています。
このバブル相場が続くのかどうか?押し上げるポイント、下げてしまうポイントを挙げてみます。
押し上げポイント
・コロナウイルスワクチンの普及
・世界経済の回復
・外国人投資家の日本株積極投資
・衆院議員選挙(政権地盤が固まる)
下押しポイント
・コロナウィルスワクチンの普及の遅れ
・実体経済の想定以上の悪化
・米中対立の激化
・米国政情不安(上院下院ねじれ議会)
ということで、21年の日本経済は、コロナをおさえ、1990年以来31年ぶりの3万円突破となるのでしょうか?
世界の2021年は?
次に世界の2021年を見ていきましょう。
一部でワクチン投与も始まり、お先真っ暗の状況は脱しつつあるコロナですが、米国の混乱や、米中対立など、まだまだ課題は山積です。
日経ビジネスでは、3つのトピックを上げています。
①国際関係:トランプ後も米中分断は続く
②新たな火種:男女の分断
③コロナの救世主:SDGsテックで世界が一致団結
ということで、アメリカ大統領選の影響もありますが、中国との対立がどのようになるのか?ということが世界経済にもたらす影響は大きいです。
とはいえ、暗いニュースばかりでなく、世界的にはクリーンエネルギーへの期待が大きく、まさにSDGsテックの商機が拡大する可能性があります。
電気自動車大手のテスラモーターズが世界最大の時価総額を記録しています。バイデン政権もそれを加速させるのは確実で、これまで注目されなかった企業にスポットライトが当たる可能性もあるのです。
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【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
大きな混乱の中、2020年は終わろうとしています。
ただ、その混乱に身をゆだねるだけでなく、何が起きていて、今後どのように進んでいくのか?仮説を立てて、あなたなりのアクションをできるかどうか?で今後の人生も大きく変わるはずです。
これからは、個人の時代になります。僕も2020年の混乱した社会の中で、ブログをはじめて自分の新しい生き方を模索し始めました。
まだまだ、見えないこともありますが、アクションをしたことで新しく得られた価値観やスキルもあります、
人生100年時代です。人生はあなたの手で切り開いていくためにも、この年末年始を使って、新たな人生を考えていきましょう。
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