サブ3を達成した人たちの具体的な練習方法や葛藤を知りたいなー。
自分と似たタイプを探して、自信を持ちたいな。
自分と同じ状況でも達成できるのかを知りたいよ
ということで、サブ3を目指す人には、いろんな葛藤や不安があると思いますが、「自分が達成できるレベルにあるのか知りたい」という気持ちがあると思います。
そこで、今回のブログでは、2019年にフルマラソンでサブ3を達成した時の体験談を公開します。
サブ3を目指すにあたって、いろいろな人の事例や練習方法を知り、「自分でもサブ3いけるかも」と思うことは大切だと思います。
今回のブログがそんな人の一助になれたら嬉しいです。
目次
スポンサードサーチ
フルマラソンでサブ3を達成した僕のスペック
このブログを書いている僕は、下記のような背景で、
2018年シーズンまでの自己ベストは
3時間27分07秒(18'横浜マラソン)でした。
サブスリー達成当時スペック
35歳 おうし座 O型
ランニング歴:10年
トライアスロン歴:7年
タイム:2時間58分16秒(19’)
ですので、1年で、自己ベストを30分弱縮めることに成功したのです。
サブスリーを達成した2019年シーズンは、ラントレーニングを本格的に開始して約3カ月の強化トレーニングで、達成できました。
12月8日 さいたま国際マラソン
タイム:2時間58分16秒(キロ4:12)
この手前のステップレースでは、このような結果でした。
10月5日東京30k 2時間22分26秒(キロ4:36)
11月10日横浜マラソン 3時間07分50秒(キロ4:26)
正直なところ、このステップやトレーニングの中で、「自分がサブスリーできる」と感じたことは、ほぼありませんでした。
達成したさいたま国際マラソンでも目標タイムは3時間3分を設定していましたが、ハーフ過ぎて、ペースを上げて、見事ネガティブスプリットで達成できたのです。(本当に、自分でも、ビックリ!)
一応つけ加えておくと、9月22日にトライアスロンのミドルレースに参加しており(スイム1.9km、バイク90km、ラン21km)鍛えていたという事実はあります。
とはいえ、トライアスロンを終えてから、3カ月で、ランニングのトレーニングに切り替えサブスリー達成を果たしたのです。
マラソンサブ3を達成した時の計画
サブ3を達成するための計画として、実行したことは、「1シーズンでフルマラソンを3回走る」ということでした。
これまでの僕は、1シーズンで1度程度しかフルマラソンを走っていなかったので、毎月走ることによって、強度も上げつつ達成できないか?ということでチャレンジしたのです。
ですので当初の計画では
11月 横浜マラソン
12月 さいたま国際マラソン
03月 いたばしCityマラソン
ということで、いたばしCityで達成しようと思っていましたが前倒しで12月に達成できたのです。
(さらに3月はコロナで中止・・・)
また練習計画を考えるにあたって、こちらが、僕がマラソンのレベルアップをするにあたって、参考にした考え方(公式)です。(一般的なものですが・・・)
マラソンの向上
= 持久力 × スピード
ということで、
・持久力⇒月間走行距離を伸ばす
・スピード⇒今までやっていない練習をやろう
という方針で、計画を考えました。
サブ3持久力向上方針:月間走行距離200km
持久力をあげるにあたって、これまで僕は、月間走行距離が100~150km程度でした。
ですから、サブ3にあたっては、「月間走行距離を200kmを走破しよう」ということでした。
ここは気合を入れていけば、なんとかできるもので、トライアスロンレースが9月に終わってから達成できました。
個人的には、マラソン本番前3か月に200kmを達成し続けていると、最低限持久力はつくのではないか、と思います。
サブ3スピード向上方針:週に一回は追い込む
スピードアップにも、いろんな方法がありますが心がけたのは「週に一回は追い込む」と決めたことです。
サブスリーでは1キロ4分15秒以上のペースが必要です。
ですから「キロ4分以上で追い込む日=ポイント練習」を週に一度は設定して取り組みました。
追い込みトレーニングで取り組んだことは3つあります。
あなたの状況に合わせて、取り入れてみてください。
サブ3トレーニング①閾値走
何て読むの?という質問が出ますが「いきちそう」と読みます。
閾値とは、血中乳酸濃度が、急上昇する変換点です。
閾値ペースを超えると「血中乳酸濃度」が急上昇します。
すると、息が切れて、ペースが維持出来なくなりますが、このギリギリの所で、ある程度長い時間を走る事で、能力を高められる、という訳です。
しかし、走りすぎると(50分~60分)、疲労とダメージが大きすぎて練習ができません。
ですから、閾値で走るのは20分程度にしておくのが、日々の練習の中では適切だと考えられています。
ということで、いろいろ書きましたが、簡単に言うと「閾値走=20分程度本気で走る」ということです。
やってみると、わかりますが、めちゃきついです。
2kmくらい走ったら、「もう、やめたい」の誘惑ばかりです。
ただ、3.5km過ぎると、「もうすぐ終わる」のマインドとなり、なんとかやり切れます。
ただ、閾値走は、毎度、自分の成長を実感できます。
きつくても、サブスリーのために、コツコツ頑張りましょう。
サブ3トレーニング②ペース走
これは、その名の通りですが、僕が取り入れていたのは、キロ4分の10km走や、15km走ですね。
サブスリーでは、1キロ4分15秒で走り切る必要がありますので、キロ4分で10km~15kmは、日常的に走れるようになる必要があります。
このペース走が、若干の余裕残しでできるようになれば、サブスリーは近くなっています。
サブ3トレーニング③インターバル走【ヤッソ800】
インターバルトレーニングが、個人的には非常に良かったと感じています。
インターバルも、いろんなやり方がありますが、僕がメインで取り組んだのは「ヤッソ800」というトレーニングです。
「ヤッソ800」とは800m×10本のインターバル走です。
800ⅿの設定タイムは、このような考えで決めます。
・あなたのフルの持ちタイムか
・フルの目標タイムにする
例①)3時間00分なら3分00秒と設定する。
例②)3時間45分なら3分45秒と設定する。
例③)4時間30分なら4分30秒と設定する。
リカバリー(800ⅿ走った後)は
400mJOGを800m1本と同じタイムでつなぎます。
例①)3分にした人なら3分間JOGする。
例②)3分45秒にした人なら3分45秒間JOGする。
例③)4分30秒にした人なら4分30秒間JOGする。
上記を1セットとして、これを10回繰り返します。
下の写真の赤枠で囲った部分が僕の実績です。
僕はサブスリーを目指していたので「3分00秒」を設定タイムとしており、すべてで、こちらをクリアしていますね。
全部クリアできた時は、達成感もありますが、めちゃくちゃキツイです(笑)。
サブスリーを達成するまでは、ヤッソ800の公式について「本当なのかな~」と思っていました。
ただ、自分自身が、この指標をクリアして無事にサブスリーを達成できたので、僕は「ヤッソ800」を推したいと思います!!!
サブ3達成時のマラソン練習3か月実績
ということで、持久力とスピードアップの方針に従い、実際に、トレーニングした実績をお伝えします。
トレーニング内容 | 距離 | ペース | |
12月8日 | さいたま国際マラソン | 42.195km | 4:12 |
11月30日 | インターバル走 | 800m×10本 | 約3:35 |
11月26日 | ペース走 | 10km | 3:53 |
11月19日 | ペース走 | 15km | 4:03 |
11月16日 | インターバル走 | 800m×10本 | 約3:37 |
11月8日 | 横浜マラソン | 42.195km | 4:26 |
10月30日 | ペース走 | 10km | 3:57 |
10月22日 | 閾値走 | 5km | 3:55 |
10月19日 | ペース走 | 10km | 3:59 |
10月9日 | ペース走 | 10km | 3:58 |
10月8日 | 閾値走 | 5km | 3:54 |
10月5日 | 東京30k | 30km | 4:36 |
10月2日 | 閾値走 | 5km | 3:48 |
※青字はマラソン大会
スポンサードサーチ
マラソンサブ3を達成した時のシューズ
さて、サブ3を達成するにあたって、他にもよく話題にあがるのがシューズですね。
僕は、そこまでシューズにこだわりがなかったのですが、その中で、履いていたシューズをご紹介します。
サブ3達成向け①レース用(フルマラソン本番やステップレース)
NIKE 「ズームフライフライニット」
レースでは、やっぱりNIKEの厚底シューズでした。
走りすぎると、底が削れるので、本番レースくらいしか走っていませんが、この厚底の推進力で1キロあたり、5~10秒は速くなった気がしています。
サブ3達成向け②ポイント練習用(スピード向上)
adidas 「adizero rc」
キロ3分30秒~キロ4分くらいの閾値走やインターバル走をするときには、こちらのシューズを使っていました。
ソールが薄く、足の裏を使って、駆け出している感覚がとても良かったです。
安くなっていますしおススメですね。
サブ3達成向け③ロング走用(持久力向上)
NIKE 「エアズームペガサス36」
キロ4分~5分くらいのロング走やジョグでは、こちらを使っています。
クッションがあり、身体にやさしく、万能なナイキのエアズームペガサスシリーズは34から毎年お世話になっています。
サブ4くらいのランナーさん向けなので、そのあたりのレベルの人もオススメです。
以上になります。
冒頭に書いたように、僕は基シューズへのこだわりはそんなになく、サブ3を目指し始めてから、ようやく色々見るようになりました。
その中で、「ズームフライフライニット」との出会いは衝撃で、まさに「厚さは速さだ」を実感したシューズでした。
【まとめ】マラソンサブ3の体験談をブログで公開
いかがでしょうか?
参考になりましたでしょうか?
以上の経験から、僕がサブ3を目指す人にアドバイスするとしたら下記です。
ポイント
①レースは2~3か月連続でエントリーしよう
②月間走行距離は200km×3か月は実施しよう
③ヤッソ800で設定タイムを切ろう
毎月マラソンエントリーすることで、PDCAを回して持久力とスピードをアップする目安が上記だと思います。
ただ、これを他のランナーさんに話すと、もっと距離は必要だとか、いろいろ言われます。
僕もそう思いますし、僕はどっちかというとポテンシャルが、まだまだ自分であるとも感じています。
ですから、僕の事例は、参考程度に捉えていただきつつ、実際は累計距離は250~300kmなどを目指してもらえると良いと思います。