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就職活動

コロナにより就職活動はどのように変化したか?

2020年6月5日

コロナの影響で企業の業績も下がって、

採用活動も厳しくなるよね。

就職ができない環境になっていくと思うし、

企業も採用する目線が上がるだろうし不安です。

 

こんな声が、2020年のコロナ禍で

就職活動している学生から聞こえてきます。

 

実際に僕も、人事コンサルタントとして、

企業や学生の話を聞くことがありますが、

このコロナの影響での、採用・就職活動の

変化を感じますし、企業の求める基準は

明らかに高まっています。

 

そこで、今回の記事では、

・コロナによる就職活動の変化

・企業の求める人物像の変化

・学生が今やるべきこと

について解説したいと思います。

 

 

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コロナの影響による就職活動に変化はあるか?

就職活動

コロナの就職活動への影響①有効求人倍率の変化はどうなっている?

企業の採用の活況度をあらわす有効求人倍率。

こちらは、昨年比で0.31ポイント減少しています。

また、求人数は59万件も減っています。

2020年4月 2019年4月
有効求職者数 178万人 182万人
有効求人数 218万件 277万件
有効求人倍率 1.32 1.63

厚生労働省「一般職業紹介状況(令和2年4月分)」より抜粋

 

昨年までの圧倒的売り手市場から一転、買い手市場に変化しています。

とはいえ、この水準は、2016年時点と同等であり、このコロナ禍でも

IT関連、建設関連、介護など、求人が落ちていない分野もあるのが特徴です。

 

コロナの就職活動への影響②新卒採用の状況はどのようになっている?

上記のような変化はありますが、

新卒採用への影響は、下記のようになっています。

 

新卒採用の状況

・2020年6月時点では、新卒採用数の調整を考えている大手企業は一部

・緊急事態宣言の影響で、オンラインでの説明会や面接ができていない企業は出遅れている

・6月の就職活動正式スタート時点では緊急事態宣言が解除され、7月には大手企業の内定出しは概ね完了の見込み

ということで、新卒採用は引き続き継続されています。

ただ、心配なのが中小企業の採用活動です。

 

オンラインでの面接などができず、本来なら説明会ピークの

3月~5月に学生接点を持てていない会社は、

採用活動が大幅に出遅れています。

 

さらに、オンライン化できていない会社=大丈夫?という

学生側の見解もありますし、採用活動が秋~冬まで長引くと

コロナの第二波、第三波と時期が同じになり、

さらに苦戦するという負のスパイラルも想定されます。

 

そう考えると、やはり、採用活動のオンライン化の準備も

しっかりと進めていくことが企業にとっては重要です。

 

コロナの影響による企業の求めるものに変化はあるか?

就職活動

上記のように、採用活動は継続する企業が多いものの、

求職者や学生に求める基準は高くなってるのが現状です。

その理由を見ていきましょう。

 

企業の求める基準が上がる3つの背景

①人が集まるようになっている

有効求人倍率の変化でお伝えしましたが、

求人倍率が低下しているので、企業から見ると

人との出会いは増えている(増える見込み)ということになります。

 

ですから、企業も、より多くの選択肢があるので、

そういう意味で比べるものが多くなり結果基準が上がります。

 

②業績悪化により慎重姿勢になる

採用活動は継続しているものの、

無理に採用する必要もない、という会社も増えています。

 

「昨年までは採用していたけど、今年はいいかな」という

判断になる面接官は増えてきますし、役員などは

業績のことが常に頭になる中で面接をするので、

どうしてもシビアなジャッジをすることになります。

 

僕も役員面接を担当しますが、

コロナ禍でのの厳しい営業活動などを想定して

「この人にできるかな?」という基準が脳裏にかけめぐるようになりました。。。

 

③オンライン面接の普及

非対面型の面接の機会が増えたことで、

学生の面接パフォーマンスがわかりづらくなっています。

 

新卒採用において採用時に重要視される

コミュニケーション能力が、オンラインになることで

伝わりづらくなることは事実です。

 

オンラインでの面接における指導でも

「1,5倍増しのジェスチャーをしよう」などと

アドバイスすることもあります。

 

そういう意味で学生の熱意の伝え方が難しく

面接官が判断しづらい、という事例も起きています。

 

アフターコロナで求められる2つの要素

上記のように、求める基準も上がっていますが、

さらに、アフターコロナを見据えて、

・セルフマネジメント能力

・ITリテラシー

についても、見ていきたい、という声も多くなっています。

 

①セルフマネジメント能力

これは、自己管理する力ということですね。

リモートワークが増えて、一日の時間の使い方の多くは

個人に委ねられる環境となっています。

 

その中で大切なのは、自分を自分で律して

やるべきことをやれる力です。

 

面接においても、こういった力があるのかどうか、

そのあたりがより見極められていく可能性が強まっています。

 

②ITリテラシー

オンライン化する中で、仕事環境が大きく変わりました。

まだまだ模索中の企業も多いですし、社会全体もそうです。

 

いろんなサービスがある中で、自社や自分の環境に合う

ツールを見つけて、試して、形にしていくスキルが

今後、より求められていきますので、そういう意味で、

ITツールなどを積極的に使っていける人、抵抗のない人を

採用していきたいという声も多いです。

 

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【まとめ】コロナによる就職活動の影響

就職活動

いかがでしたでしょうか?

 

今回はコロナによる

採用活動、就職活動の変化について見てきました。

 

このような状況についていくのは大変ですが、

とはいえ、その変化に対して適応して

目標通り採用活動を終えたり、就職活動を終えたりする

企業も人も、いることは事実です。

 

ですから、本質的に大切なのは、

「変化に対応しつづける」ということです。

 

ダーウィンも進化論でこのように言っています。

名言

最も強い者が生き残るのではなく、

最も賢い者が生き延びるのでもない。

唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。

 

僕も、オンラインで面接をしてきて最初は慣れませんでしたし、

「オンラインだからわからない」と言っていました。

 

でも、あるとき、オンライン面接でも

「採用したい」「一緒に働きたい」と思える人が出てきました。

 

結局のところ、オンラインだろうが、対面だろうが

良い人は良いし、わからない人はわからない、というのが僕の結論です。

 

面接していて「しっくりこない」という人は

わかりやすい理由が「オンラインだから」という理由なだけで

対面であっても、おそらくしっくりこなかったと思います。

 

ですから、大切なのは、環境を言い訳にせずに、

その環境の中で、ベストを尽くし、自分を伝えられるかどうか?

そういった意気込みが就活生には大事だと思っています。

 

とはいえ、大変な状況には変わりはないので、

この変化を前向きにとらえて、10年後には大きく羽ばたく

そんな成長の糧に、今の状況をしてもらえたらと思っています。

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