将来のためや老後資金で、
お金をためていきたいけど、
実際にいくらためるといいのかな?
老後2000万円問題など、将来に向けて不安が募る時代ですね。
老後に向けて、必要な貯蓄はしていきたいけど
実際に、老後資金はどのくらい必要なのか?については
わからないことが多いと思います。
そこで、今回のブログ記事では、
「人生設計の基本公式」を使って、実際にあなたが
いくらくらいの資金が必要なのか?を計算してみましょう。
この公式は、中田敦彦のYouTube大学でも紹介された
「山崎元の“やってはいけない”資産運用」からの紹介です。
この公式を使うことで、
老後を迎えるまでに、いくら準備しておけばいいのか?
を把握して、どのようなペースで貯めていくのかを
考えるきっかけにしてくださいね。
目次
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老後に必要な金額を「人生設計の基本公式」から計算しよう
まずは、人生設計の基本公式を紹介します。
老後に必要な金額がわかる「人生設計の基本公式」
こちらが、計算式で「必要貯蓄率」を計算します。
これは、年収のうち、どの程度を貯蓄にまわすべきか?を計算する公式です。
この必要貯蓄率に、年収をかけることで、必要な貯蓄額がわかります。
※計算項目の詳細
①老後生活費率 | 「今後の現役時代の生活費」に対する「老後の生活費」の割合 |
②手取り年収 | 今後、現役中に得られる手取り年収の平均 |
③年金額 | 老後に受け取る年金の額 |
④資産額 | 預貯金、有価証券や退職金、個人年金などの総額 |
⑤老後の年数 | 「95歳ーリタイア時の年齢」くらいで計算する |
⑥残りの現役年数 | 今後の働く年数 |
実際に計算してみよう【例:35歳、手取り500万】
下記のような条件で、計算をしてみたいと思います。
年齢:35歳
資産:500万円
今後の手取り年収:500万円
65歳まで働く:残り30年
老後の年数:66歳から95歳の30年
年金:150万円
老後の生活費:現役時代の7割程度を想定
必要貯蓄率は21.6%なので、手取り年収500万円想定なので、
毎年貯蓄額を108万円(月9万円)にする必要があります。
毎月均等にためても良いですし、ボーナスから捻出する方法もあります。
また年によっては、ためやすい時期、出費が多い時期があると思います。
30年かけて、3000万程度をいかに貯めるのか?がポイントですね。
条件を変更して色々シミュレーションしよう
人生設計の基本公式によって、計算してみて、
実際にこの金額を貯め続けるのは、なかなか大変だ、ということもあると思います。
上記の例でも、働く年数を5年増やしてみる(70歳まで働く)と、
必要貯蓄率は17.1%となり、手取り年収500万円想定で、
毎年の貯蓄額が86万円(月7.1万円)となります。
また、配偶者がいれば、その人の手取り年収などを
加えたシミュレーションをしてみたりすることで、
現実的に可能は計画をつくることができます。
この人生設計の基本公式は、計算用のウェブサイトもあります。
こちらで、ぜひ、あなたのシミュレーションもしてみてください。
手っ取り早く老後の金額を計算できる「360の法則」
人生設計の基本公式とはべつに、もう一つ覚えておくと便利なものが「360の法則」です。
360とは、360か月、つまり65歳から95歳までの
30年間を老後とした場合の月の数です。
たとえば、今後360万円貯めると、
65歳から95歳まで、毎月1万円ずつ、老後資金が増えます。
また、老後資金が、毎月1万円ずつ減っても大丈夫、
という場合は、運用して360万円を失ってもOKと
考えることもできます。
今ある1000万円を老後に使うとしたら | 1000万÷360=月2.8万円ずつ使える |
これから老後に向けて2000万円つくるとしたら | 2000万÷360=月5.6万円ずつ老後資金をためる |
運用により500万円損失したら | 500万÷360=月1.4万円ずつ老後資金が減る |
ここまで360で計算してきましたが、
人生100年時代といわれているので、
5年多い35年で420と考えても良いかもしれませんし、
75歳まで働くとして、100歳までの300月を
基準にするなど、考え方に応じて数字を変更して、
いろいろなシミュレーションをしてみましょう。
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【まとめ】老後に必要な金額を計算する
いかがでしたでしょうか?
今回は、老後に必要な金額の計算について、
・人生設計の基本公式
・360の法則
と2つの観点をお伝えしてきました。
いずれにしても、大切なのは、将来に向けた
シミュレーションを計画して、無理のない範囲の
実現可能な計画を組んで、コツコツ歩んでいくことです。
人生全体におけるお金の流れは、
・お金を稼いで消費する
・収入の一部を貯蓄、投資する
・老後はその資産を取り崩す
というものです。
目の前の消費だけにとらわれず、しっかり設計することで、
今やるべき、節約や投資や副業などの選択肢が見えてきますので、
まずは、ゴール地点を明確にしていきましょう。
投資をしていこうと思う人は、こちらの記事を見てみてください。
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