風が強い日って、走るのが大変。
特に川沿いのマラソン大会なんかだと、
もろに風の影響をうけるから、
向かい風だと、ほんとやだよね。
実際に、風の影響ってマラソンに
どくのらいの影響があるの?
ランナーにとって一つの難敵が風ですよね。
風の強い弱いは、季節や時間帯によって違いますし、
走る方向によっては、向かい風だったり追い風だったりします。
僕も、マラソン大会はもちろんですが、
ポイント練習や30km走の日などは、
「風が強い」という天気予報を見ると、
ガックシとテンション下がります。
ということで、今回の記事では
・風速がランニングに与える影響
・実際にどのくらいスピードやタイムが変わるのか
・風が強い日のランニング対策
などについて、見ていきたいと思います。
目次
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風の強さとランニングの関係
速いペースで走るランナーさんや
ペースを大切にしながら練習するときなんかは、
この風の影響によってタイムが速くなったり遅くなったり、
という経験をされていると思います。
特に荒川や淀川などの河川敷などのマラソン大会は
往復コースなので、追い風、向かい風と、両方を
味わうことも多いですよね。
一般的に、風速1m/sごとに、1%程度速度が落ちるようですが
どのくらいの風が、ランニングに影響があるのかを調べてみました。
風力 | 名称 | m/s | 状況 | ランニングの影響 |
0 | 静穏 | 0~0.2 | 煙がまっすぐのぼる | 問題ない |
1 | 至軽風 | 0.3~1.5 | 煙がややたなびく | 問題ない |
2 | 軽風 | 1.6~3.3 | 木の葉が揺れる | 涼しい |
3 | 軟風 | 3.4~5.4 | 木の枝が揺れる | 風の抵抗を少し感じる |
4 | 和風 | 5.5~7.9 | 砂埃がする | 風の抵抗を強く感じる |
5 | 疾風 | 8.0~10.7 | 木全体が揺れる | 風で体が揺れる |
6 | 雄風 | 10.8~13.8 | 傘がさしづらい | 前に進みづらい |
7 | 強風 | 13.9~17.1 | 歩くのに支障がある | 走れない |
確かに、こんな感じですよね。
グーグルなどの天気予報などでも、風速は出るのですが、
風速6mなど超えてくると、走るの嫌だなと感じます。
引用「グーグル天気予報」
「あ~、土曜は走りたくないなー、せっかく休みなのに」
みたいな。
ということで、タイムは自分のコンディションだけでなく、
風向きや風速などもウォッチしておく必要がありますね。
向かい風の時のマラソン攻略法
風の強さがおよぼすランニングへの影響を見てきましたが、
とはいえ、ランナーは風に立ち向かわなければなりません。
そこで、向かい風の攻略法について解説しますので、
少しでも実践して、向かい風の影響を少なくしていけるよう
がんばりましょう。
無理にペースを上げない
当たり前ですが、向かい風だとペースが落ちます。
よくやるのは、向かい風でも同じペースを維持しようとすること。
無理にペースを上げようとすると、
大きな力を必要とするので疲労してしばててしまいます。
向かい風の場合は「ペースが落ちても仕方ない」
ぐらいの感じでいきましょう。
前傾姿勢になろう
前傾姿勢になり、空気抵抗を受ける面積を減らしましょう。
重心を少し下に落として走るイメージです。
注意するのは、背中を丸めないこと。
背中が丸まってしまうと、足に力が入らずスピードが落ちます。
体をひねって走ろう
体をひねると、風を受け流す事ができます。
ポイントとしては、後ろに腕振りを行うことで、
体も連動して、ひねりが加わるのです。
これで風の抵抗を受け流すことができます。
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ウェアは体に密着するタイプを選ぼう
風を受ける面積を少なくするために
密着タイプのウェアを選びましょう。
ウィンドブレーカーなどは、向かい風の中では、
思いっきり風の抵抗をうけて走りにくいです。
ですから本格的にスピードを追いかける場合は、
体に密着するウェアで、少しでも風を受ける面積を少なくしましょう。
僕は冬でもタンクトップです。
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サングラスをつけて誇りをさけよう
向かい風で大変なのは、目にゴミが入ってしまうこと。
砂埃や、時には小さい虫なども入ってきて、集中できません。
そんな時に役立つのはサングラスです。
サングラスをすることで、視界をしっかり守ることができます。
僕はスポーツタイプのオークリーと、カジュアル使いもできるエアフライを活用しています。
サングラスはメリット多いので、ぜひ使ってみましょう!
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レースは事前にコースを確認しよう
マラソン大会の場合は、コースを確認して、
海岸沿いなどの風が強く吹く場所がないか?
など、確認しておきましょう。
レース展開などイメージしておくことで、
力のため具合や出しどころを考えておくのです。
レースでは他のランナーの後ろに入る
空気抵抗をなくすには、他の参加者を風よけにしましょう。
風にさらされているランナーの後方1mの位置では、
前の選手が風よけとなり空気抵抗は約80%軽減され、
2m後ろならば約40%軽減されるらしいです。
ピッタリくっつきすぎると、前のランナーは嫌な気持ちになるので
そのあたりは、うまい具合で切り抜けましょう。
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【まとめ】風速はどのくらいランニングに影響するのか?
いかがでしたでしょうか?
風とランニングの影響について見てきましたが、
マラソン時の風対策はイメージつきましたか?
風が強いと確かに大変ですが、「風に慣れる」ということも大事ですね。
というのもマラソン大会は、基本的に風が吹くものだからです。
たとえば、
・秋~冬という風が強まる季節が「マラソンシーズン」であること
・河川敷という風にさらされやすいエリアがマラソンコースになりやすいこと
というのがあるからです。
ですから、向かい風もトレーニングから経験しておくことで、
「風の攻略法」を自分の中でイメージを付けておくのが大切です。
実際に僕も風速10m/sの中で、自己ベストを出せたのでブログにしています。ぜひ、見てみてください。
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また、風が強くて「今日は走るのやめようかな」とモチベーションが下がるときほど、
走る楽しみを見つけて、風への耐性をつけましょう。
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そして、走りながら、
「こんなコンディションでも自分は走っているんだ」
という前向きで強い精神力をつけることで、動じないマインドと体力を手に入れるのです。
風を制して、自己ベストを目指していきましょう。
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