ジュニアNISAの廃止と改定で、
使いやすくなったって聞いたけど実際はどうなの?
子どもの教育資金を用意するのに使えるかな?
小さな子どもを持っている家庭では、
子どもの教育資金をどのようにつくっていくのか?
については、大きなテーマですよね。
いろんな選択肢がある中で、
ジュニアNISAが使いやすくなった、ということを聞いて、
やってみるべきかどうか迷っている人もいるはずです。
-
【家族持ち必見】家族の積立NISAとジュニアNISAはどう使い分けるといい?
続きを見る
実際にジュニアNISAは令和元年の税制改正によって、
2024年に廃止されることが決定されましたが、
一部のルールが変更になって2023年までの期間限定で、
実質的に、積立NISAの拡張版のように、使えるようになりました。
ですから、今までジュニアNISAを使っていなかった人は
このままジュニアNISAを使わずに2024年を迎えてしまったら、
「もっとはやく知っておけばよかった!もったいない!」
と後悔するかもしれません。
実際に、僕も子どもがいますが、
子ども名義で楽天証券でジュニアNISA口座を作り、
2020年から運用を開始します。
今からであれば、2023年までの制度廃止まで
80万円×4年=320万円分を非課税で運用できるのです。
ということで、今回のブログ記事では、
ジュニアNISAを使うべきか迷っている人に向けて
・ジュニアNISAの仕組み
・ジュニアNISAの廃止と改定について
・ジュニアNISAをどのように運用するか
について解説します。
この記事を読めば、ジュニアNISAをどうするか?
の判断がつくと思いますので、最後まで読んでみてください。
目次
スポンサードサーチ
ジュニアNISAが2023年に廃止
まずはジュニアNISAの基礎と税制改正のポイントを見ていきましょう。
ジュニアNISAの仕組み
ジュニアNISAは、子ども版のNISA口座です。
ジュニアNISAの仕組み
・日本に住む0~19歳が対象
・年間80万円の非課税枠
・子どもが18歳になるまで非課税で運用可能
・2023年で購入は終了
子どもの目線で考えると、一般NISAなどを使えるようになるまでの
橋渡し的な位置づけの制度です。
とはいえ、実際には、親権者が、子ども名義で
ジュニアNISAの口座をつくり、運用をするのが一般的でしょう。
ですから、ジュニアNISAをうまく活用できれば、
こどもが大学に入るときの教育資金などを
まかなえることができるのです。
ジュニアNISAは不人気で廃止が決定
改正前は、ジュニアNISAは人気がありませんでした。
口座数 | 年間非課税枠 | 非課税期間 | 制度スタート | |
一般NISA | 1170万 | 120万 | 5年 | 2014年 |
積立NISA | 170万 | 40万 | 20年 | 2018年 |
ジュニアNISA | 34万 | 80万 | 子どもが18歳になるまで | 2016年 |
一般NISAと比べて、口座開設数がすくなく人気がないことから、
ジュニアNISAは2023年で廃止になることが決定しました。
ジュニアNISAが、不人気だった理由は、
口座からお金を引き出すのに制限があったことです。
それは「子どもが18歳になるまでに引き出してしまうと税金がかかる」ということです。
せっかく、非課税で活用をはじめたのに、
・中学の入学資金でお金が必要になった
・高校で留学するので資金が必要だ
など、18歳になる前に資金が必要になったときに引き出してみると
税金がかかてしまった・・・となると、やってられません。
ジュニアNISAは廃止&改正で使いやすくなった
ここまで見てきた理由でジュニアNISAは不人気だったのですが、
2023年の廃止に伴い、引き出しルールが改正されました。
それが、2024年以降は、いつ引き出しても
非課税となるように緩和されたということです。
これにより、一気にジュニアNISAが使いやすくなりました。
「積立NISAの非課税枠が40万だと少ないなー」と思っていた人は、
ジュニアNISAを使うことで、非課税枠が、実質的に、
40万円から120万円に増えた、と言えるような制度になったのです。
とはいえ、ジュニアNISAには一度使いだすと、
後戻りできないデメリットもあるので、確認していきましょう。
ジュニアNISAのデメリット
ジュニアNISAのデメリットは、「金融機関の変更ができない」ということです。
ジュニアNISAは、一度金融機関を決めると
他の金融機関に変更ができないというデメリットがあります。
一般NISAや積立NISAは、他の金融機関に
変更することはできるのですが、ジュニアNISAはできません。
一度、口座開設をすると、子どもが18歳になるまで
他の金融機関に変更はできないので、口座開設は
しっかり吟味してから決めましょう。
とはいえ、基本的には、
・SBI証券
・楽天証券
のどちらかを選べば問題がないと思います。
おそらく多くの人も、SBI証券か楽天証券を
利用していると思うので、その流れで決めてもらえればと思います。
僕は、楽天カードを利用しているので、
楽天証券で、ポイントももらいながら、
ジュニアNISAに投資をしていきます。
スポンサードサーチ
ジュニアNISAを2023年の廃止まで投資して教育資金を用意しよう
ここまでジュニアNISAの
・改正後に使いやすくなったポイント
・デメリット
について見てきましたが、基本的には、
積立NISAの拡張版として使えるので、
投資余力のある人は、使わなければもったいない、
というような制度になっています。
ジュニアNISAで教育資金を準備しよう
このジュニアNISA口座を使って、
子どもの教育資金を作っていく目的で
投資するのは、非常に有効だと思います。
先にお伝えしたように、ジュニアNISAの改正により、
18歳になる前でも、引き出せるようになったので、
ジュニアNISAで運用しつつ、教育資金が必要になったときに
引き出すということが可能となりました。
ジュニアNISAでは何に投資する?
では、ジュニアNISAでは何に投資すべきなのかを
考えていきますが、基本的には他のNISA口座の運用と
同じ方針で良いと思います。
-
【これ一択】株式投資初心者は積立NISAでS&P500に投資しよう
続きを見る
とはいえ、「教育資金だしあまりリスクは負いたくない」という人は
全世界株式のインデックス投資などはどうでしょうか?
10年以上運用すれば、元本割れで終わる確率は
1.5%に収まるということがわかっているので、
それだけの時間をとれる場合は、ジュニアNISAで
教育資金を用意するのが良いと思います。
教育資金として学資保険という選択もありますが、
時間をかけても、あまり資産は増えないので、
ジュニアNISAへ資金を回した方がリターンはあると考え、
僕は、ジュニアNISAへ投資をしていきます。
特に今は、コロナショックの暴落後なので、
たんたんと積み立てていこうと思っています。
-
【株式投資初心者向け】ドルコスト平均法のメリットデメリットをお伝えします。
続きを見る
【まとめ】ジュニアNISAの使い方
いかがでしたでしょうか?
今回のブログ記事では、ジュニアNISAを使うか迷っている人に向けて
ジュニアNISAのポイントを解説してきました。
ジュニアNISAの廃止決定と改正により、
非常に使いやすくなった制度なので、
・子どもがいて
・長期投資をしていて
・投資余力がある人
は、ぜひ、活用をオススメします。
ジュニアNISAは2023年で新規投資が終了します。
1年で80万の非課税枠がありますが、
2020年が終わってしまうと、非課税枠が3年分になります。
ですから、善は急げで、2020年中に
ジュニアNISA口座を開設して、
非課税枠を多く使いましょう。
特に、子どもが複数いる家庭では、
それだけ非課税を増やすことができるので、
最大限使い切るのが最もお得な使い方です。
口座開設までも1か月くらいはかかるので、
今すぐ、ジュニアNISAに申込み、最大限の非課税枠を
使ってみてはいかがでしょうか?
-
【家族持ち必見】家族の積立NISAとジュニアNISAはどう使い分けるといい?
続きを見る