市民ランナーグランドスラムって何?難易度や達成のためのポイントは?
ランニングを頑張っていてサブ4やサブ3.5など達成した人たちが、次どんな目標にしようかな?と考え出すと思います。
そんな中の一つになりうるのが「市民ランナーグランドスラム」です。
グランドスラムってなんだかすごそうな響きですよね。
ランニング以外のスポーツでも、テニス、ゴルフなどで、主要大会を全て優勝することをグランドスラムといいます。
野球でも満塁ホームランをグランドスラムと呼びますし、いずれも達成することは競技人生において最高の名誉です!
そんなグランドスラムはマラソン界にもありますので、今回はその内容についてお伝えします。
結論からいうと市民ランナーグランドスラムとは「速さ、長さ、高さ」の3冠王なのです。
今回は、そんな市民ランナーグランドスラムの難易度や達成のポイントをお伝えしますね!
目次
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市民ランナーグランドスラムとは?
まずは市民ランナーグランドスラムの概要をお伝えします。
市民ランナーグランドスラムは速さ、長さ、高さの3冠王
市民ランナーグランドスラムは、下記3つをすべてクリアした人の称号です。
①フルマラソン(42.195km)を3時間以内で完走
②ウルトラマラソン(100km)を10時間以内に完走
③富士登山競走(山頂コース)を制限時間の4時間30分以内に完走
どうでしょうか?できそうですか?
フルマラソンのサブ3もかなりの難易度ですし、100km走ることも、とても難しいですよね。
そんな中で、ただクリアするだけでなく、3時間切り、10時間切り、さらに日本一の富士山を駆け上るという超人なわけです。
管理人の実績
このブログを運営している僕は、この市民ランナーグランドスラムを目指しています。
このブログを書いている2022年8月時点での実績はこちらです。
①フルマラソン:2時間58分16秒で達成(フル10回目で達成)
②ウルトラマラソン:11時間34分39秒(2回チャレンジして未達)
③富士登山競争:5合目コース2時間3分13秒で山頂コースのチャレンジ権ゲット
この3つにおいて難易度はサブ3が一番難しいといわれています。
なぜなら、ウルトラマラソンや富士登山競走については、練習をしっかり積めばいけるといわれているからです。
サブ3ももちろん同様ですが、スピードがかなり求められるので、年齢を重ねるにつれて達成が難しくなっていきます。
そんなサブ3を達成している僕ですが、ウルトラマラソンはなかなか苦戦しています・・・笑
市民ランナーグランドスラムの難易度は?
では、市民ランナーグランドスラムの難易度を種目別に詳細を見ていきましょう。
フルマラソン3時間以内は上位3%
まずはサブ3=フルマラソン3時間切りですね。
こちらはマラソン完走者の上位3%と言われています。
ぼくも、2019年のさいたま国際マラソンにて、2時間58分16秒で、サブ3を達成しました。
このときの順位は351位/11388人でしたので上位3.08%という結果でした。
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マラソンのサブ3達成と年齢の相関を調べてみた
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ウルトラマラソン10時間以内は上位11%
次にサブ10=ウルトラマラソン(100km)の10時間切りです。
こちらは上位10%程度ようです。あまりデータは出回っていませんが、僕がサブ10を狙っている二つのレースのリザルトから見てみましょう。
・富士五湖ウルトラ(100km)⇒141人/1259人⇒11.2%
・サロマ湖ウルトラ(100km)⇒206人/1828人⇒11.3%
僕は、富士五湖ウルトラに過去2回チャレンジして、どちらも撃沈しています(11時間と13時間)。
サブ10やるには練習量を多く積み重ねることが大事なので、引き続きがんばります。
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【コース解説編】チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン2022完走してきた
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富士登山競争4時間30分の完走率は50%
最後に富士登山競走ですが、実はコースが二つあります。
市民ランナーグランドスラムの達成に必要なのは上級者向けの山頂コースとなります。
こちらに参加するには、初心者向けの五合目コースを2時間20分以内に完走することが条件なのです。
・山頂コースの完走率:44.9%
・五合目コースの完走率:97.2%
富士登山競走は、初開催されてから70年以上続く歴史あるレースです。
参加者数は富士山の標高にちなんで3.776人の枠がありますが、毎年多くのランナーがその枠を争います。
山頂コースは標高770mの富士吉田市役所をスタートして、吉田口登山道を通り、日本最高峰の富士山頂までの約21kmを競います。
高低差は日本最大の約3000mで、とてもタフなレースとなっています。
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市民ランナーグランドスラムを達成するためのポイントは?
さて、市民ランナーグランドスラムのそれぞれの難易度を見てきましたが達成のポイントも確認しましょう。
サブ3は目指しやすいが難易度高い
市民ランナーグランドスラムを目指すのであれば、まずはサブ3に向けたトレーニングが王道でしょう。
サブ3が達成できるくらいのレベルになれば、ある程度のスタミナや坂道を登る筋力は備わってくるからです。
また、いきなり、ウルトラマラソン出たり、富士登山競走に出たりすることは少ないと思います。
サブ3を達成するには「ヤッソ800」という800m×10本のインターバル練が個人的にはオススメです。
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ヤッソ800って何?サブ3になるためにやったほうがいいの?
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サブ10は練習さえすればいけるらしい
100kmのウルトラマラソンでサブ10は、ペースとしては、6分/kmのスピードで走り続ける必要があります。
はやいペースではないので、60~70kmのトレーニングを定期的にできれば確実に達成できるようです。
僕は、一人で練習をすることが多いので、1日かけてランニングする機会が少ないです。
ランニング仲間とともに、楽しくトレーニングできる人はサブ10を達成できるでしょう。
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60km走をウルトラマラソンのトレーニングに取り入れよう
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富士登山競走はスタート地点にすら立てない?
フルマラソンやウルトラマラソンは全国各地で開催されるので参加することはできますが、富士登山競走はそうはいきません。
なぜなら、富士登山競走は、年に1度のみ開催されるのでチャンスは1年に1回となります。
さらに、エントリーの難易度が高く、スタート地点にすら立てないといわれています。
富士登山競走はインターネットからの先着です。僕も五合目コースのクリック合戦に勝利しましたたが、約10分で枠が締め切られていました。
市民ランナーのグランドスラム達成には実力だけでなく、運も必要なようです。
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【エントリーできない?】富士登山競争のクリック合戦で五合目コースを勝ち取った方法
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【まとめ】市民ランナーグランドスラムとは
今回のブログでは、市民ランナーグランドスラムについて解説してきました。
あらためて、達成の基準をまとめます。
①フルマラソン(42.195km)を3時間以内で完走
②ウルトラマラソン(100km)を10時間以内に完走
③富士登山競走(山頂コース)を制限時間の4時間30分以内に完走
難易度もいろいろお伝えしましたが、ウルトラマラソン、富士登山競走については、フルマラソン完走している人がベースの完走率だったりしますよね。
ですから、結局のところウルトラマラソン10時間切りや、富士登山競走の完走も、かなりの難易度といえそうです。
実際、どのくらいの人が市民ランナーグランドスラムなのか?考えてみました。
・サブ3はランナーの3%
・ウルトラマラソン参加者はランナーの15%程度?(サブ4が上位3割なので、その半分と仮定)
・そのうち10%がサブ10なのでランナーの1.5%がサブ10か?
・富士登山競走山頂コースの参加者は毎年2500人で、その半分が完走するので約1000人
うーん、わからない(笑)。
ただ、市民ランナーグランドスラムは推定1%くらいでしょうね。
僕は、3つの種目の中で、フルマラソンサブ3だけ達成しています。
ただ、そこから走力が落ちて、サブ10などもなかなかできていない状況です。
2022年からは再度サブ3、あわよくばサブエガを目指そうと思っています。
その流れで、サブ10、山頂コースの完走を今後も目指していきます。
市民ランナーグランドスラムというレアな存在になるために、一緒にがんばりましょう~~!