大会1か月前はどんなトレーニングをしたらいいんだろう。
1か月前は、あまり追い込みすぎてもいけないと聞くけど、
追い込まないと不安だし。みんなどうしているんだろう。
サブ3本番にむけて、1か月前の
過ごし方や仕上げ方は、なかなかわからないですよね。
そこで、サブ3を達成した僕が、達成1か月前に
どんなトレーニングをしたか?について体験談をお伝えします。
本記事の信頼性
管理人の僕も、19年のさいたま国際マラソンで
サブ3を達成することができました!
サブスリー達成当時スペック
35歳 おうし座 O型
ランニング歴:10年
トライアスロン歴:7年
タイム:2時間58分16秒(19’)
タイム:2時間58分16秒(キロ4:12)
最後の1か月の仕上げは、基本的にスピードを
向上+維持するためのトレーニングをしました。
僕の事例を見て、参考事例の一つとして
とらえてもらえればと思います。
それでは、具体的に見ていきましょう。
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フルマラソンでサブ3を達成した1か月前のトレーニング内容
12月8日にサブ3を達成したので、
その手前の1か月間というのは11月9日~12月8日ですが、
この1か月でトータル約255km走りました。
日付 | メニュー |
12月8日 | さいたま国際マラソン 2:58:16(ペース4分12秒) |
12月7日 | 調整ラン 4.3km(ペース4分26秒) |
12月4日 | Eペース5km(ペース5分39秒)+Mペース走5km(ペース4分14秒)+後ジョグ1km |
12月1日 | ビルドアップ走21.1km(前半ペース4分30秒⇒後半4分00秒) |
11月30日 | インターバル走13.2km(800m+レスト400mを10本)※ヤッソ800 |
11月28日 | Eペース15.3km(ペース4分33秒) |
11月26日 | 閾値走10km(ペース3分53秒)+前後ジョグ1km |
11月24日 | Eペース7.1km(ペース4分38秒) |
11月23日 | ジョグ6.3km(ペース6分34秒) |
11月21日 | Eペース5km(ペース5分20秒) |
11月19日 | 閾値走15km(ペース4分3秒)+前後ジョグ1km |
11月17日 | Eペース24km(ペース6分7秒) |
11月16日 | インターバル走14.0km(800m+レスト400mを10本)※ヤッソ800 |
11月14日 | Mペース11km(ペース4分13秒) |
11月11日 | ジョグ6km(ペース6分51秒) |
11月10日 | 横浜マラソン 3:07:50(ペース4分26秒) |
11月9日 | 調整ラン4.5km(ペース5分9秒) |
この1か月前の期間では、実はちょうど4週前に
横浜マラソンでフルマラソンを走っています。
ここで初めて僕は3時間10分の壁をクリアして、
サブ3を射程圏内に目指せるポジションまで来ました。
サブ3達成の要因としては、このように
2か月連続でフルマラソンを走ることで、
・フルマラソンの距離に慣れる
・サブ3への自信を得る
・1か月前に走ることで課題を知る
などということができたのが勝因だったと思います。
また、このフルマラソン⇒4週間⇒フルマラソンの間は、
30km走などは間で行わず、スピードアップのための
トレーニングとジョグで最後の仕上げを行っていました。
ここで、サブ3いけるかも?の目安になったのが
「ヤッソ800」というインターバルトレーニングでした。
サブ3達成に向けてヤッソ800で手ごたえあり
「ヤッソ800」とは800m×10本のインターバル走です。
しかも、ただのインターバル走ではなく、
・フルマラソンの目標からタイムを設定し
・10セットをやり切る事ができれば、
・フルマラソンが目標タイムで走れる
という指標となる練習方法です。
①ヤッソ800の設定タイム
800ⅿの設定タイムは、このような考えで決めます。
1.フルマラソンの目標タイムにする
例①)3時間00分なら3分00秒と設定する。
例②)3時間45分なら3分45秒と設定する。
例③)4時間30分なら4分30秒と設定する。
2.リカバリー(800ⅿ走った後)も
400mJOGを800m1本と同じタイムでつなぎます。
例①)3分にした人なら3分間JOGする。
例②)3分45秒にした人なら3分45秒間JOGする。
例③)4分30秒にした人なら4分30秒間JOGする。
上記を1セットとして、これを10回繰り返します。
②ヤッソ800の3つの効果
ヤッソ800で得られる効果は3つあるといわれています。
1.呼吸循環器系。最大酸素摂取量の向上
2.筋肉の代謝能力の改善
3.レースペースよりも速いスピードで走ることによる「動き」の改善
筋肉の代謝能力の改善は、
高い強度のランニングでは乳酸が溜まります。
繰り返しの高い強度のランニングで
乳酸を再利用する能力が高まり、
乳酸が溜まりにくい筋肉へと改善していきます。
ゆっくりのランニングではなかなか鍛えることができません。
動きの改善は、レースペース以下の
ペースばかり走っていると、
自然とピッチが狭くなりスピードの
出にくいフォームになってしまいます。
レースペースよりも速く800mを走る事で、
ピッチが広くなり大きな動きになる事が期待できるのです。
③ヤッソ800のタイムの実例
下の写真の赤枠で囲った部分が僕の実績です。
僕はサブスリーを目指していたので
「3分00秒」を設定タイムとしており、
すべてで、こちらをクリアしていますね。
ちなみに、このときの平均タイムは2分53秒7です。
ヤッソ800の公式でいうと、
サブ3の設定タイムは3分00秒なのですが、
このタイムだと、少し負荷が弱いかも?
というのが僕の実感です。
ということで、個人的見解では、
2分55秒を切ることができればサブ3を達成できるのではないか?
と思っています。
ですから、設定タイムのマイナス5秒が
ヤッソ800では妥当な安全ラインだと覆います。
ちなみに、ヤッソ800を全部クリアできた時は、
達成感もありますが、めちゃくちゃキツイです(笑)。
覚悟して臨んでください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕のフルマラソンサブ3を達成した時の
1か月前のトレーニング内容やレース計画について
参考になりましたでしょうか?
サブ3の1か月前攻略まとめ
・2か月連続でフルマラソンを走る
・1か月前はロングよりスピードアップ中心で走る
・ヤッソ800でサブ3いけるか確認する
僕が、この達成したシーズンに取り組んでいた
トレーニングのポイントをまとめた記事もあるので
よければご参考ください。
-
サブスリー達成の秘訣は「週に一度は追い込む」と決めること
続きを見る
また、ラスト1週間前の過ごし方は、こちら解説していますので
あわせて参考にしてください。
-
【実例】サブ3を達成した1週間前のマラソントレーニングを公開
続きを見る
サブ3になるためには走力はもちろんですが、
マインドの安定も非常に重要です。
自信を持つことが大事ですので、最後の1か月やり切って、
気持ちを強く持ってチャレンジしましょう。